ある応力状態が与えられています。$\sigma_x = 120$ MPa、$\sigma_y = 40$ MPa、$\tau_{xy} = 35$ MPaです。モール円を描く過程で、円の中心点C、モール円の半径r、最大主応力$\sigma_1$と最小主応力$\sigma_2$、主面の角度$\theta$を順に求め、提示されている3つの答えの選択肢から正しいものを選びます。

応用数学応力モール円材料力学主応力角度
2025/6/16

1. 問題の内容

ある応力状態が与えられています。σx=120\sigma_x = 120 MPa、σy=40\sigma_y = 40 MPa、τxy=35\tau_{xy} = 35 MPaです。モール円を描く過程で、円の中心点C、モール円の半径r、最大主応力σ1\sigma_1と最小主応力σ2\sigma_2、主面の角度θ\thetaを順に求め、提示されている3つの答えの選択肢から正しいものを選びます。

2. 解き方の手順

まず、モール円の中心Cを求めます。
C=σx+σy2=120+402=1602=80C = \frac{\sigma_x + \sigma_y}{2} = \frac{120 + 40}{2} = \frac{160}{2} = 80 MPa
次に、モール円の半径rを求めます。
r=(σxσy2)2+τxy2=(120402)2+352=(802)2+352=402+352=1600+1225=282553.15r = \sqrt{(\frac{\sigma_x - \sigma_y}{2})^2 + \tau_{xy}^2} = \sqrt{(\frac{120 - 40}{2})^2 + 35^2} = \sqrt{(\frac{80}{2})^2 + 35^2} = \sqrt{40^2 + 35^2} = \sqrt{1600 + 1225} = \sqrt{2825} \approx 53.15 MPa
次に、最大主応力σ1\sigma_1と最小主応力σ2\sigma_2を求めます。
σ1=C+r=80+53.15133.15\sigma_1 = C + r = 80 + 53.15 \approx 133.15 MPa
σ2=Cr=8053.1526.85\sigma_2 = C - r = 80 - 53.15 \approx 26.85 MPa
最後に、主面の角度θ\thetaを求めます。
tan(2θ)=2τxyσxσy=23512040=7080=78=0.875tan(2\theta) = \frac{2\tau_{xy}}{\sigma_x - \sigma_y} = \frac{2 \cdot 35}{120 - 40} = \frac{70}{80} = \frac{7}{8} = 0.875
2θ=arctan(0.875)41.1862\theta = arctan(0.875) \approx 41.186^\circ
θ=41.186220.59\theta = \frac{41.186}{2} \approx 20.59^\circ

3. 最終的な答え

C: 80
r: 53
σ1,σ2\sigma_1, \sigma_2: 133, 27
θ\theta: 20.6 (deg)

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