壁に沿って定常的に一方向に流れている粘性流体において、壁面から1mmの位置での流速が1m/sである。壁面からの距離と流速が直線的に増加すると仮定した場合、この付近における粘性応力をニュートンの粘性法則を用いて求める。ただし、流体の粘性係数は$1 \times 10^{-3} Pa \cdot s$である。
2025/6/16
1. 問題の内容
壁に沿って定常的に一方向に流れている粘性流体において、壁面から1mmの位置での流速が1m/sである。壁面からの距離と流速が直線的に増加すると仮定した場合、この付近における粘性応力をニュートンの粘性法則を用いて求める。ただし、流体の粘性係数はである。
2. 解き方の手順
ニュートンの粘性法則は、粘性応力 が粘性係数 と速度勾配 の積で表されるというものです。
ここで、
* :粘性応力 (Pa)
* :粘性係数 (Pa・s)
* :速度勾配 (s)
問題文から、以下の値が与えられています。
* 粘性係数:
* 壁面から1mmの位置での流速:
壁面での流速は0であると仮定すると、速度勾配は以下のようになります。
したがって、粘性応力は以下のように計算できます。
3. 最終的な答え
1 Pa