四面体OABCにおいて、辺ABを4:5に内分する点をDとし、線分CDを7:3に内分する点をPとする。$\vec{OA} = \vec{a}$, $\vec{OB} = \vec{b}$, $\vec{OC} = \vec{c}$とするとき、$\vec{OP}$を$\vec{a}$, $\vec{b}$, $\vec{c}$を用いて表せ。

幾何学ベクトル空間ベクトル内分点四面体
2025/6/16

1. 問題の内容

四面体OABCにおいて、辺ABを4:5に内分する点をDとし、線分CDを7:3に内分する点をPとする。OA=a\vec{OA} = \vec{a}, OB=b\vec{OB} = \vec{b}, OC=c\vec{OC} = \vec{c}とするとき、OP\vec{OP}a\vec{a}, b\vec{b}, c\vec{c}を用いて表せ。

2. 解き方の手順

まず、点Dは辺ABを4:5に内分するので、OD\vec{OD}a\vec{a}b\vec{b}を用いて表します。次に、点Pは線分CDを7:3に内分するので、OP\vec{OP}OC\vec{OC}OD\vec{OD}を用いて表します。最後にOD\vec{OD}に求めたものを代入して、OP\vec{OP}a\vec{a}, b\vec{b}, c\vec{c}を用いて表します。
点Dは辺ABを4:5に内分するので、
OD=5OA+4OB4+5=5a+4b9\vec{OD} = \frac{5\vec{OA} + 4\vec{OB}}{4+5} = \frac{5\vec{a} + 4\vec{b}}{9}
点Pは線分CDを7:3に内分するので、
OP=3OC+7OD7+3=3c+7OD10\vec{OP} = \frac{3\vec{OC} + 7\vec{OD}}{7+3} = \frac{3\vec{c} + 7\vec{OD}}{10}
ここにOD\vec{OD}を代入すると、
OP=3c+7(5a+4b9)10=3c+359a+289b10=279c+359a+289b10=35a+28b+27c90\vec{OP} = \frac{3\vec{c} + 7(\frac{5\vec{a} + 4\vec{b}}{9})}{10} = \frac{3\vec{c} + \frac{35}{9}\vec{a} + \frac{28}{9}\vec{b}}{10} = \frac{\frac{27}{9}\vec{c} + \frac{35}{9}\vec{a} + \frac{28}{9}\vec{b}}{10} = \frac{35\vec{a} + 28\vec{b} + 27\vec{c}}{90}

3. 最終的な答え

OP=3590a+2890b+2790c=3590a+1445b+310c\vec{OP} = \frac{35}{90}\vec{a} + \frac{28}{90}\vec{b} + \frac{27}{90}\vec{c} = \frac{35}{90}\vec{a} + \frac{14}{45}\vec{b} + \frac{3}{10}\vec{c}
OP=35a+28b+27c90\vec{OP} = \frac{35\vec{a} + 28\vec{b} + 27\vec{c}}{90}

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