(1) $n$個から$r$個取る組合せの総数 $_nC_r$ を階乗(!)を用いて表す。 (2) $_{n}C_{r} = _{n-1}C_{r-1} + _{n-1}C_{r}$ (ただし $1 \leq r \leq n-1$, $n \geq 2$) が成り立つことを、(1)の結果を用いて説明する。
2025/6/16
1. 問題の内容
(1) 個から個取る組合せの総数 を階乗(!)を用いて表す。
(2) (ただし , ) が成り立つことを、(1)の結果を用いて説明する。
2. 解き方の手順
(1) 組み合わせの定義より、は、個から個を選ぶ組み合わせの数です。これは、順列 を で割ることで得られます。順列 は、 と表せます。したがって、 となります。
(2) を計算し、それが と等しくなることを示す。
(1)の結果より、
したがって、
共通分母 で通分すると、
これは に等しい。
よって、が成り立つ。
3. 最終的な答え
(1)
(2) 上記の手順より、が成り立つ。