$\triangle ABC$ において、$AB = 5\sqrt{2}$、$\angle ACB = 45^\circ$である。 (1) $\triangle ABC$ の外接円 $O$ の半径を求める。 (2) 外接円 $O$ の、点 $C$ を含む弧 $AB$ 上にある点 $P$ について、$PA = 2\sqrt{2}PB$ となるような $PA$ を求める。 (3) $\sin \angle PBA$ の値が最大となるときの $PA$ の長さと $\triangle PAB$ の面積について考える。

幾何学三角比正弦定理余弦定理外接円方べきの定理
2025/6/16
はい、この数学の問題を解きましょう。

1. 問題の内容

ABC\triangle ABC において、AB=52AB = 5\sqrt{2}ACB=45\angle ACB = 45^\circである。
(1) ABC\triangle ABC の外接円 OO の半径を求める。
(2) 外接円 OO の、点 CC を含む弧 ABAB 上にある点 PP について、PA=22PBPA = 2\sqrt{2}PB となるような PAPA を求める。
(3) sinPBA\sin \angle PBA の値が最大となるときの PAPA の長さと PAB\triangle PAB の面積について考える。

2. 解き方の手順

(1) 正弦定理より、
ABsinACB=2R\frac{AB}{\sin \angle ACB} = 2R
52sin45=2R\frac{5\sqrt{2}}{\sin 45^\circ} = 2R
5212=2R\frac{5\sqrt{2}}{\frac{1}{\sqrt{2}}} = 2R
52×2=2R5\sqrt{2} \times \sqrt{2} = 2R
10=2R10 = 2R
R=5R = 5
(2) 方べきの定理より
PAPB=PCPDPA \cdot PB = PC \cdot PD
PA=22PBPA = 2\sqrt{2}PB
PA=x,PB=x22PA = x, PB = \frac{x}{2\sqrt{2}}とおく。
ACB=45\angle ACB = 45^\circより APB=18045=135\angle APB = 180-45=135^{\circ}となる。
余弦定理より
(52)2=PA2+PB22PAPBcos135(5\sqrt{2})^2 = PA^2 + PB^2 - 2PA\cdot PB \cos 135^\circ
50=x2+x282xx22(12)50 = x^2 + \frac{x^2}{8} -2x \frac{x}{2\sqrt{2}} (-\frac{1}{\sqrt{2}})
50=x2+x28+x2250 = x^2 + \frac{x^2}{8} + \frac{x^2}{2}
50=x2(1+18+48)50 = x^2(1+\frac{1}{8} + \frac{4}{8})
50=138x250 = \frac{13}{8} x^2
x2=40013x^2 = \frac{400}{13}
x=40013=2013=201313x = \sqrt{\frac{400}{13}} = \frac{20}{\sqrt{13}} = \frac{20\sqrt{13}}{13}
PA=201313PA = \frac{20\sqrt{13}}{13}
(3) 正弦定理を用いると、sinPBA=PA2R\sin \angle PBA = \frac{PA}{2R}となる。
sinPBA\sin \angle PBAが最大となるのは、PAPAが最大のときである。
PAPAが最大となるのは、PAPAが円Oの直径となるときである。

3. 最終的な答え

ア:5
イ:20
ウ:13
エ:正弦(3)
オ:PA(2)
カ:2
キ:1

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