鋭角三角形OABにおいて、辺ABを1:2に内分する点をC、頂点Aから辺OBへ下ろした垂線をADとする。線分OCとADの交点をPとする。$\vec{OA} = \vec{a}, \vec{OB} = \vec{b}$とするとき、以下の問いに答える。 (1) $\vec{OC}$を$\vec{a}, \vec{b}$を用いて表す。 (2) $\vec{OD} = t\vec{b}$ (0 < t < 1) とするとき、$\vec{t}$を$\vec{a}, \vec{b}$を用いて表す。 (3) $\vec{OP}$を$\vec{a}, \vec{b}$を用いて表す。
2025/6/16
1. 問題の内容
鋭角三角形OABにおいて、辺ABを1:2に内分する点をC、頂点Aから辺OBへ下ろした垂線をADとする。線分OCとADの交点をPとする。とするとき、以下の問いに答える。
(1) をを用いて表す。
(2) (0 < t < 1) とするとき、をを用いて表す。
(3) をを用いて表す。
2. 解き方の手順
(1) 点Cは辺ABを1:2に内分するので、内分点の公式より
(2) 点Dは直線OB上にあるので、 と表せる。また、ADはOBへの垂線なので、が成り立つ。
であるから
(3) 点Pは直線OC上にあるので、実数kを用いてと表せる。
また、点Pは直線AD上にあるので、実数sを用いてと表せる。
の2つの表現より、
は一次独立なので、
1つ目の式より、
これを2つ目の式に代入して、
したがって、
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)