## 1. 問題の内容

幾何学空間図形立方体三平方の定理三角比体積
2025/6/16
##

1. 問題の内容

一辺の長さが2である立方体ABCD-EFGHがあり、辺ABの中点をMとする。線分MGの長さを求め、∠DGMを求め、△DGMの面積を求め、四面体CDMGの体積を求め、頂点Cから平面DGMに下ろした垂線CPの長さを求める。
##

2. 解き方の手順

(1) MGの長さ
MGは直角三角形MAGの斜辺である。
AM = AB/2 = 2/2 = 1
AGは立方体の面ABCDの対角線なので、AG = 222\sqrt{2}
したがって、
MG=AM2+AG2=12+22=5MG = \sqrt{AM^2 + AG^2} = \sqrt{1^2 + 2^2} = \sqrt{5}
(2) ∠DGM
DGは立方体の面CDHGの対角線なので、DG = 222\sqrt{2}
DM = AD2+AM2=22+12=5\sqrt{AD^2 + AM^2} = \sqrt{2^2+1^2} = \sqrt{5}
△DGMにおいて、DG = 222\sqrt{2}、DM = MG = 5\sqrt{5}である。余弦定理を用いて∠DGMを求める。
DG2=DM2+MG22DMMGcosDGMDG^2 = DM^2 + MG^2 - 2 \cdot DM \cdot MG \cdot \cos{\angle DGM}
(22)2=(5)2+(5)2255cosDGM(2\sqrt{2})^2 = (\sqrt{5})^2 + (\sqrt{5})^2 - 2 \cdot \sqrt{5} \cdot \sqrt{5} \cdot \cos{\angle DGM}
8=5+510cosDGM8 = 5 + 5 - 10 \cos{\angle DGM}
10cosDGM=210 \cos{\angle DGM} = 2
cosDGM=15\cos{\angle DGM} = \frac{1}{5}
DGM=arccos15\angle DGM = \arccos{\frac{1}{5}}
arccos1578.463\arccos{\frac{1}{5}} \approx 78.463
∠DGM 78\approx 78
(3) △DGMの面積
△DGMの面積をSとする。
S=12DMMGsinDGMS = \frac{1}{2} DM \cdot MG \cdot \sin{\angle DGM}
S=12551cos2DGM=521(15)2=522425=52265=6S = \frac{1}{2} \cdot \sqrt{5} \cdot \sqrt{5} \cdot \sqrt{1 - \cos^2{\angle DGM}} = \frac{5}{2} \sqrt{1 - (\frac{1}{5})^2} = \frac{5}{2} \sqrt{\frac{24}{25}} = \frac{5}{2} \cdot \frac{2\sqrt{6}}{5} = \sqrt{6}
(4) 四面体CDMGの体積
四面体CDMGの体積は、底面を△CDM、高さをCGとする三角錐の体積に等しい。
△CDMの面積は、12CDAM=1221=1\frac{1}{2} \cdot CD \cdot AM = \frac{1}{2} \cdot 2 \cdot 1 = 1
したがって、四面体CDMGの体積は、1312=23\frac{1}{3} \cdot 1 \cdot 2 = \frac{2}{3}
(5) 頂点Cから平面DGMに下ろした垂線CPの長さ
四面体CDMGの体積Vは、V=13(DGMの面積)CPV = \frac{1}{3} \cdot (\triangle DGMの面積) \cdot CPで表せる。
23=136CP\frac{2}{3} = \frac{1}{3} \cdot \sqrt{6} \cdot CP
CP=26=266=63CP = \frac{2}{\sqrt{6}} = \frac{2\sqrt{6}}{6} = \frac{\sqrt{6}}{3}
##

3. 最終的な答え

MGの長さ: 5\sqrt{5}
∠DGM: 78度
△DGMの面積: 6\sqrt{6}
四面体CDMGの体積: 23\frac{2}{3}
垂線CPの長さ: 63\frac{\sqrt{6}}{3}

「幾何学」の関連問題

問題は、三角形に関する比率の問題のようです。 (2) では、線分 BC と CS の比 $BC:CS$ を求めることが求められています。 与えられた式はチェバの定理のようです: $\frac{CB}{...

チェバの定理メネラウスの定理比率三角形
2025/6/16

図に示された角度$\alpha$と$\beta$の値を求める問題です。

角度三角形内角の和対頂角
2025/6/16

(1) 平面上の点を直線 $y = x$ に関して対称な点に移す一次変換の行列を求めます。 (2) 平面上の点 $(4, -3)$ を、原点を中心として $30^\circ$ 回転した点の座標を求めま...

線形変換行列回転座標変換
2025/6/16

三角形ABCにおいて、$AB=6$, $BC=4$, $CA=3$である。三角形ABCの内心をIとし、直線AIと辺BCの交点をDとする。このとき、$BD:DC$と$AI:ID$を求めよ。

三角形内心内角の二等分線
2025/6/16

座標平面上に3点 O(0, 0), A(2, 3), B(6, 1) がある。点 P の位置ベクトル $\overrightarrow{OP}$ が $\overrightarrow{OP} = s\...

ベクトル座標平面図形線分三角形
2025/6/16

2つの直線がなす角 $\theta$ を求める問題です。ただし、$0 < \theta < \frac{\pi}{2}$ とします。 (1) $y = -3x$, $y = 2x$ (2) $y = ...

角度直線三角関数tan加法定理
2025/6/16

図の三角形を用いて、$0 < x < 1$ のとき、次の等式を証明せよ。 $\sin^{-1}x = \cos^{-1}\sqrt{1-x^2}$

三角関数逆三角関数ピタゴラスの定理証明
2025/6/16

$\triangle OAB$ において、辺 $OA$ を $1:2$ に内分する点を $M$ とし、辺 $OB$ を $3:2$ に内分する点を $N$ とする。線分 $AN$ と線分 $BM$ の...

ベクトル内分点交点一次独立平面ベクトル
2025/6/16

$\triangle ABC$ において、辺 $BC$ を $2:1$ に内分する点を $P$ とする。線分 $AP$ を $(1-t):t$ ($0<t<1$) に内分する点を $Q$ とする。等式...

ベクトル内分点空間ベクトル
2025/6/16

与えられた3点を頂点とする三角形の面積を求める問題です。 (1) は原点O(0, 0)と点A(4, 3), B(1, -3)を頂点とする三角形の面積を求めます。 (2) は点A(0, -1), B(2...

三角形面積座標
2025/6/16