直角を挟む2辺の長さの和が12である直角三角形において、斜辺の長さの最小値を求める問題です。

幾何学三平方の定理直角三角形最小値二次関数
2025/6/16

1. 問題の内容

直角を挟む2辺の長さの和が12である直角三角形において、斜辺の長さの最小値を求める問題です。

2. 解き方の手順

直角を挟む2辺の長さを xxyy とします。
問題文より、x+y=12x + y = 12 が成り立ちます。
また、x>0x > 0y>0y > 0 です。
三平方の定理より、斜辺の長さ zz は、z2=x2+y2z^2 = x^2 + y^2 となります。
zz の最小値を求めればよいので、z2z^2 の最小値を求めることにします。
y=12xy = 12 - x より、z2=x2+(12x)2z^2 = x^2 + (12 - x)^2 となります。
これを展開すると、z2=x2+14424x+x2=2x224x+144z^2 = x^2 + 144 - 24x + x^2 = 2x^2 - 24x + 144 となります。
z2=2(x212x)+144=2(x212x+3636)+144=2(x6)272+144=2(x6)2+72z^2 = 2(x^2 - 12x) + 144 = 2(x^2 - 12x + 36 - 36) + 144 = 2(x - 6)^2 - 72 + 144 = 2(x - 6)^2 + 72 となります。
x>0x > 0y>0y > 0 より 0<x<120 < x < 12 です。
z2z^2 は、x=6x = 6 のときに最小値 72 をとります。
このとき、y=12x=126=6y = 12 - x = 12 - 6 = 6 となります。
したがって、z=72=62z = \sqrt{72} = 6\sqrt{2} となります。

3. 最終的な答え

626\sqrt{2}

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