与えられた関数 $y = \frac{x + x^{-1}}{2}$ の導関数 $\frac{dy}{dx}$ を求める問題です。

解析学導関数微分関数の微分
2025/6/16

1. 問題の内容

与えられた関数 y=x+x12y = \frac{x + x^{-1}}{2} の導関数 dydx\frac{dy}{dx} を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、関数を整理します。x1=1xx^{-1} = \frac{1}{x} なので、
y=x+1x2=12x+12x1y = \frac{x + \frac{1}{x}}{2} = \frac{1}{2}x + \frac{1}{2}x^{-1}
となります。
次に、各項をxで微分します。
ddx(12x)=12\frac{d}{dx} (\frac{1}{2}x) = \frac{1}{2}
ddx(12x1)=12(1)x2=12x2=12x2\frac{d}{dx} (\frac{1}{2}x^{-1}) = \frac{1}{2}(-1)x^{-2} = -\frac{1}{2}x^{-2} = -\frac{1}{2x^2}
したがって、
dydx=1212x2=12(11x2)\frac{dy}{dx} = \frac{1}{2} - \frac{1}{2x^2} = \frac{1}{2}(1 - \frac{1}{x^2})
通分して整理すると、
dydx=12(x21x2)=x212x2\frac{dy}{dx} = \frac{1}{2}(\frac{x^2 - 1}{x^2}) = \frac{x^2 - 1}{2x^2}

3. 最終的な答え

dydx=x212x2\frac{dy}{dx} = \frac{x^2 - 1}{2x^2}

「解析学」の関連問題

以下の2つの問題があります。 (1) 10個の関数を$x$で微分する。ただし、$a$, $b$, $c$は定数とする。 (2) 関数$f(x) = x^3 - 3x^2 + 5x$ の $x = -2...

微分導関数微分係数関数の微分
2025/6/17

問題は2つのパートに分かれています。 パート1では、10個の関数を与えられ、それぞれを $x$ で微分する必要があります。ここで、$a, b, c$ は定数です。 パート2では、関数 $f(x) = ...

微分微分係数関数の微分
2025/6/17

以下の関数をxで微分する問題です。$a, b, c$は定数とします。 (1) $y = 6x^3 + 1$ (2) $y = x^3 - 2x^2 + 3x + 5$ (3) $y = x^3(3x^...

微分多項式定数
2025/6/17

与えられた関数について、それぞれの導関数を求める問題です。 (1) $y = \log(\cos x)$ ($-\frac{\pi}{2} < x < \frac{\pi}{2}$) (2) $y =...

微分導関数合成関数の微分対数関数三角関数平方根
2025/6/17

関数 $f(x) = 2x^2 - 8x + 2$ の区間 $[0, 3]$ における相対的および絶対的な極値の正確な位置を求めます。答えは $x$ の値が小さい順に並べます。

極値導関数微分二次関数絶対最大値絶対最小値相対極値
2025/6/17

関数 $g(x) = 3x^3 - 36x$ の区間 $[-4, 4]$ における相対的極値と絶対的極値をすべて求め、その座標を特定する問題です。

極値関数の微分導関数相対的極値絶対的極値
2025/6/17

与えられた微分方程式の解を初期条件を満たすように求め、また、別の微分方程式の一般解を求める問題です。具体的には以下の3つの問題を解きます。 (a) $y'' - 2y' + 5y = 0$, $y(0...

微分方程式初期条件特性方程式一般解定数係数
2025/6/17

$x^2 - 4 = (x - 2)(x + 2)$ $x^2 + 4x - 12 = (x - 2)(x + 6)$

極限因数分解有理化
2025/6/17

$0 \le \theta < 2\pi$ のとき、次の不等式を解く問題です。 (1) $\cos \theta \le \frac{1}{2}$ (2) $\sin \theta > \frac{1...

三角関数不等式三角不等式単位円
2025/6/17

関数 $g(x) = 4x^3 - 12x + 6$ の定義域 $[-2, 2]$ における相対極値と絶対極値を全て求める問題です。答えはx座標が小さい順に記述する必要があります。

極値微分導関数最大値最小値定義域相対極値絶対極値
2025/6/17