この問題には4つの小問があります。 (1) 大小2つのサイコロを投げたとき、出た目の積が4の倍数になる場合の数を求める。 (2) 5人のグループと6人のグループからそれぞれ1人ずつ代表を選ぶ方法の数を求める。 (3) $(a+b+c)(x+y)$ を展開したときの項の数を求める。 (4) A, B, Cの3つの町があり、AとBの間には4本の道、BとCの間には3本の道がある。AからBを経由してCへ行く方法の数を求める。
2025/6/16
1. 問題の内容
この問題には4つの小問があります。
(1) 大小2つのサイコロを投げたとき、出た目の積が4の倍数になる場合の数を求める。
(2) 5人のグループと6人のグループからそれぞれ1人ずつ代表を選ぶ方法の数を求める。
(3) を展開したときの項の数を求める。
(4) A, B, Cの3つの町があり、AとBの間には4本の道、BとCの間には3本の道がある。AからBを経由してCへ行く方法の数を求める。
2. 解き方の手順
(1) 2つのサイコロの目をそれぞれ とすると、積 が4の倍数となる場合を考えます。
* または が4のとき:のとき、 は1から6のどれでも良いので6通り。同様にのときも6通り。ただし、は重複しているので、6+6-1 = 11通り。
* または が2の倍数で、もう片方も2の倍数のとき:のとき、 が2,6のとき条件を満たすので2通り。のときも同様に2通り。のとき、 が2,6のとき条件を満たすので2通り。のときも同様に2通り。この時点でともに偶数のパターンは計算済みなので追加する必要はありません。
* 上記以外のパターン:の組み合わせで が4の倍数になるのは、 のとき, のときと計算済み。とも計算済み。
合計すると、 が4の倍数を含むパターン:11通り
が偶数パターン:ならの3通り、ならの3通り。 が4の倍数パターンは計算済みなので、ならの2通り。ならの2通り。合計4通り。
したがって、合計は11+4 = 15通り。
(2) 5人から1人代表を選ぶ方法は5通り、6人から1人代表を選ぶ方法は6通り。それぞれの選び方は独立なので、積の法則より 通り。
(3) となり、項の数は6個。各項は のいずれか一つと のいずれか一つを選んで掛け合わせたものなので、3 × 2 = 6個。
(4) AからBへ行く方法は4通り、BからCへ行く方法は3通り。それぞれの選び方は独立なので、積の法則より 通り。
3. 最終的な答え
(1) 15通り
(2) 30通り
(3) 6個
(4) 12通り