問題9:Aチーム6人、Bチーム4人の中から4人のメンバーを選ぶときの選び方について、以下の問いに答える。 (1) すべての選び方は何通りか。 (2) Bチームから少なくとも1人選ばれるのは何通りか。 (3) 特定の2人a, bについて、aは選ばれるが、bは選ばれないのは何通りか。 問題10:正八角形の3個の頂点を結んでできる三角形のうち、正八角形と辺を共有しないものは何個あるか。 問題11:異なる色の9個の玉を次のように分けるとき、分け方は何通りあるか。 (1) 4個、3個、2個の3つの組に分ける。 (2) 3個ずつの3つの組に分ける。 (3) 2個、2個、2個、3個の4つの組に分ける。

確率論・統計学組み合わせ順列場合の数二項係数
2025/6/16

1. 問題の内容

問題9:Aチーム6人、Bチーム4人の中から4人のメンバーを選ぶときの選び方について、以下の問いに答える。
(1) すべての選び方は何通りか。
(2) Bチームから少なくとも1人選ばれるのは何通りか。
(3) 特定の2人a, bについて、aは選ばれるが、bは選ばれないのは何通りか。
問題10:正八角形の3個の頂点を結んでできる三角形のうち、正八角形と辺を共有しないものは何個あるか。
問題11:異なる色の9個の玉を次のように分けるとき、分け方は何通りあるか。
(1) 4個、3個、2個の3つの組に分ける。
(2) 3個ずつの3つの組に分ける。
(3) 2個、2個、2個、3個の4つの組に分ける。

2. 解き方の手順

問題9:
(1) 10人の中から4人を選ぶので、組み合わせの総数を求める。
10C4=10!4!6!=10×9×8×74×3×2×1=210_{10}C_4 = \frac{10!}{4!6!} = \frac{10 \times 9 \times 8 \times 7}{4 \times 3 \times 2 \times 1} = 210 通り。
(2) 全体からBチームが誰も選ばれない場合を引く。
全体の選び方は(1)より210通り。
Bチームから誰も選ばれない場合、Aチームから4人を選ぶことになる。
これは、Aチームの6人から4人を選ぶことになるので、
6C4=6!4!2!=6×52×1=15_6C_4 = \frac{6!}{4!2!} = \frac{6 \times 5}{2 \times 1} = 15 通り。
よって、Bチームから少なくとも1人選ばれるのは、210 - 15 = 195通り。
(3) aは選ばれることが確定しているので、残り3人を選ぶ必要がある。bは選ばれないことが確定しているので、残りの8人からa以外の7人の中から3人を選ぶことになる。
7C3=7!3!4!=7×6×53×2×1=35_7C_3 = \frac{7!}{3!4!} = \frac{7 \times 6 \times 5}{3 \times 2 \times 1} = 35 通り。
問題10:
正八角形の頂点の数は8個。
正八角形の3つの頂点を選んで三角形を作る総数は、8C3=8×7×63×2×1=56_8C_3 = \frac{8 \times 7 \times 6}{3 \times 2 \times 1} = 56 通り。
正八角形と辺を共有する三角形の数:
1つの辺を共有する場合:8つの辺それぞれに対し、もう一つの頂点の選び方が4通りある。よって、8 * 4 = 32通り。
2つの辺を共有する場合:8通り。
よって、辺を共有しない三角形は、56 - 32 - 8 = 16通り。
問題11:
(1) 9個の玉を4個、3個、2個の組に分ける。
9C4×5C3×2C2=9!4!5!×5!3!2!×2!2!0!=9×8×7×64×3×2×1×5×42×1×1=126×10×1=1260_9C_4 \times _5C_3 \times _2C_2 = \frac{9!}{4!5!} \times \frac{5!}{3!2!} \times \frac{2!}{2!0!} = \frac{9 \times 8 \times 7 \times 6}{4 \times 3 \times 2 \times 1} \times \frac{5 \times 4}{2 \times 1} \times 1 = 126 \times 10 \times 1 = 1260 通り。
(2) 9個の玉を3個ずつの3つの組に分ける。
9C3×6C3×3C3=9!3!6!×6!3!3!×3!3!0!=9×8×73×2×1×6×5×43×2×1×1=84×20×1=1680_9C_3 \times _6C_3 \times _3C_3 = \frac{9!}{3!6!} \times \frac{6!}{3!3!} \times \frac{3!}{3!0!} = \frac{9 \times 8 \times 7}{3 \times 2 \times 1} \times \frac{6 \times 5 \times 4}{3 \times 2 \times 1} \times 1 = 84 \times 20 \times 1 = 1680通り。
ただし、組に区別がないので、3!で割る必要がある。
16803!=16806=280\frac{1680}{3!} = \frac{1680}{6} = 280通り。
(3) 9個の玉を2個、2個、2個、3個の4つの組に分ける。
9C2×7C2×5C2×3C3=9!2!7!×7!2!5!×5!2!3!×3!3!0!=9×82×1×7×62×1×5×42×1×1=36×21×10×1=7560_9C_2 \times _7C_2 \times _5C_2 \times _3C_3 = \frac{9!}{2!7!} \times \frac{7!}{2!5!} \times \frac{5!}{2!3!} \times \frac{3!}{3!0!} = \frac{9 \times 8}{2 \times 1} \times \frac{7 \times 6}{2 \times 1} \times \frac{5 \times 4}{2 \times 1} \times 1 = 36 \times 21 \times 10 \times 1 = 7560通り。
2個の組が3つあるので、3!で割る必要がある。
75603!=75606=1260\frac{7560}{3!} = \frac{7560}{6} = 1260通り。

3. 最終的な答え

問題9:
(1) 210通り
(2) 195通り
(3) 35通り
問題10:
16個
問題11:
(1) 1260通り
(2) 280通り
(3) 1260通り

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