与えられた問題は、以下の3つの部分から構成されています。 * 問題1: $m = 20$ に対して、$m = \sum_{d|m} \phi(d)$ が成り立つことを確認する。ここで $\phi(d)$ はオイラーのトーシェント関数を表し、$d|m$ は $d$ が $m$ の約数であることを意味します。 * 問題2: $\phi(36)$ と $\phi(25)$ の値を計算する。 * 問題3: 次の2つの連立合同式を解く。 1. $x \equiv 2 \pmod{5}$, $x \equiv 3 \pmod{11}$ 2. $x \equiv 2 \pmod{6}$, $x \equiv 3 \pmod{9}$
2025/6/17
1. 問題の内容
与えられた問題は、以下の3つの部分から構成されています。
* 問題1: に対して、 が成り立つことを確認する。ここで はオイラーのトーシェント関数を表し、 は が の約数であることを意味します。
* 問題2: と の値を計算する。
* 問題3: 次の2つの連立合同式を解く。
1. $x \equiv 2 \pmod{5}$, $x \equiv 3 \pmod{11}$
2. $x \equiv 2 \pmod{6}$, $x \equiv 3 \pmod{9}$
2. 解き方の手順
* **問題1:**
の約数は です。したがって、 を計算する必要があります。
*
*
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よって、
したがって、 が に対して成り立つことが確認できました。
* **問題2:**
1. $\phi(36) = \phi(2^2 \times 3^2) = \phi(2^2) \phi(3^2) = (2^2 - 2^1)(3^2 - 3^1) = (4-2)(9-3) = 2 \times 6 = 12$
2. $\phi(25) = \phi(5^2) = 5^2 - 5^1 = 25 - 5 = 20$
* **問題3:**
1. $x \equiv 2 \pmod{5}$ および $x \equiv 3 \pmod{11}$
(5の逆元は9 mod 11)
2. $x \equiv 2 \pmod{6}$ および $x \equiv 3 \pmod{9}$
しかし、 であり、 は で割り切れないため、この合同式は解を持ちません。
3. 最終的な答え
* 問題1: に対して、 は成り立つ。
* 問題2:
1. $\phi(36) = 12$
2. $\phi(25) = 20$
* 問題3: