$n$ を整数とし、小さい偶数を $2n$ とするとき、2つの続いた偶数 $2n$ と $2n+2$ について、大きい偶数の平方から小さい偶数の平方を引いた差が、はじめの2つの偶数の和の2倍に等しくなることを証明する。

代数学整数代数平方証明式の展開
2025/6/17

1. 問題の内容

nn を整数とし、小さい偶数を 2n2n とするとき、2つの続いた偶数 2n2n2n+22n+2 について、大きい偶数の平方から小さい偶数の平方を引いた差が、はじめの2つの偶数の和の2倍に等しくなることを証明する。

2. 解き方の手順

大きい偶数の平方から小さい偶数の平方を引いた差を計算し、それが2つの偶数の和の2倍に等しくなることを示す。
まず、2n2n2n+22n+2 の平方の差を計算する。
(2n+2)2(2n)2=(4n2+8n+4)4n2=8n+4(2n+2)^2 - (2n)^2 = (4n^2 + 8n + 4) - 4n^2 = 8n + 4
次に、はじめの2つの偶数の和の2倍を計算する。
2[(2n)+(2n+2)]=2(4n+2)=8n+42[(2n) + (2n+2)] = 2(4n + 2) = 8n + 4
上記より、(2n+2)2(2n)2=8n+4=2[(2n)+(2n+2)] (2n+2)^2 - (2n)^2 = 8n+4 = 2[(2n) + (2n+2)] が成立する。
したがって、大きい偶数の平方から小さい偶数の平方を引いた差は、はじめの2つの偶数の和の2倍に等しいことが証明された。

3. 最終的な答え

2つの続いた偶数 2n2n2n+22n+2 において、
大きい偶数の平方から小さい偶数の平方を引いた差 (2n+2)2(2n)2(2n+2)^2 - (2n)^2 は、
はじめの2つの偶数の和の2倍 2(2n+2n+2)2(2n + 2n + 2) に等しい。

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