関数 $y = -2x^2 + 4x + 5$ について、$x=1$ で最大値をとる。定義域の右端で最小値をとるように、定義域を一つ定める。

代数学二次関数最大値最小値定義域平方完成
2025/6/17

1. 問題の内容

関数 y=2x2+4x+5y = -2x^2 + 4x + 5 について、x=1x=1 で最大値をとる。定義域の右端で最小値をとるように、定義域を一つ定める。

2. 解き方の手順

与えられた関数は2次関数であり、x2x^2 の係数が負なので上に凸な放物線である。
まず、与えられた関数を平方完成する。
y=2x2+4x+5=2(x22x)+5=2(x22x+11)+5=2((x1)21)+5=2(x1)2+2+5=2(x1)2+7y = -2x^2 + 4x + 5 = -2(x^2 - 2x) + 5 = -2(x^2 - 2x + 1 - 1) + 5 = -2((x-1)^2 - 1) + 5 = -2(x-1)^2 + 2 + 5 = -2(x-1)^2 + 7
したがって、頂点は (1,7)(1, 7) であり、軸は x=1x = 1 である。
問題文より、x=1x=1 で最大値をとる。
また、定義域の右端で最小値をとるように定義域を定める。
この2次関数は、x=1x=1 を軸として左右対称であるため、軸から遠いほど yy の値は小さくなる。
定義域を axba \le x \le b とすると、x=bx=b で最小値をとることから、aa11 より小さくなければならない。
aa11 より小さいとき、x=bx=b で最小値を取るためには、11 から aa までの距離が、11 から bb までの距離以下であればよい。
a=0a=0 のとき、0x20 \le x \le 2 とすると、x=2x=2 で最小値をとる。
このとき、y=2(21)2+7=2(1)+7=5y = -2(2-1)^2 + 7 = -2(1) + 7 = 5
a=1a=-1 のとき、1x3-1 \le x \le 3 とすると、x=3x=3 で最小値をとる。
このとき、y=2(31)2+7=2(4)+7=8+7=1y = -2(3-1)^2 + 7 = -2(4) + 7 = -8 + 7 = -1
ここで、定義域の左端を x=0x=0 とする。
定義域を 0xb0 \le x \le b とすると、x=bx=b で最小値をとる必要がある。
x=0x=0 のとき、y=2(01)2+7=2(1)+7=5y = -2(0-1)^2 + 7 = -2(1) + 7 = 5
y=5y=5 となる xx を求める。
2(x1)2+7=5-2(x-1)^2 + 7 = 5
2(x1)2=2-2(x-1)^2 = -2
(x1)2=1(x-1)^2 = 1
x1=±1x-1 = \pm 1
x=1±1x = 1 \pm 1
x=2,0x = 2, 0
したがって、0x20 \le x \le 2 とすると、x=2x=2 で最小値をとる。
よって、定義域の一つとして 0x20 \le x \le 2 が考えられる。

3. 最終的な答え

0x20 \le x \le 2

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