2次方程式 $x^2 + 3x - 2 = 0$ の2つの解を $\alpha$、$\beta$ とするとき、$\frac{3}{\alpha^2}$、$\frac{3}{\beta^2}$ を解とする2次方程式を1つ作れ。ただし、作成する2次方程式の係数はすべて整数とする。

代数学二次方程式解と係数の関係解の和と積
2025/6/17

1. 問題の内容

2次方程式 x2+3x2=0x^2 + 3x - 2 = 0 の2つの解を α\alphaβ\beta とするとき、3α2\frac{3}{\alpha^2}3β2\frac{3}{\beta^2} を解とする2次方程式を1つ作れ。ただし、作成する2次方程式の係数はすべて整数とする。

2. 解き方の手順

(1) 解と係数の関係より、α+β=3\alpha + \beta = -3αβ=2\alpha \beta = -2 である。
(2) 3α2\frac{3}{\alpha^2}3β2\frac{3}{\beta^2} を解とする2次方程式を求めるので、まずは解の和と積を計算する。
解の和は、
3α2+3β2=3α2+β2α2β2=3(α+β)22αβ(αβ)2=3(3)22(2)(2)2=39+44=3134=394\frac{3}{\alpha^2} + \frac{3}{\beta^2} = 3 \cdot \frac{\alpha^2 + \beta^2}{\alpha^2 \beta^2} = 3 \cdot \frac{(\alpha + \beta)^2 - 2\alpha \beta}{(\alpha \beta)^2} = 3 \cdot \frac{(-3)^2 - 2(-2)}{(-2)^2} = 3 \cdot \frac{9 + 4}{4} = 3 \cdot \frac{13}{4} = \frac{39}{4}
解の積は、
3α23β2=9(αβ)2=9(2)2=94\frac{3}{\alpha^2} \cdot \frac{3}{\beta^2} = \frac{9}{(\alpha \beta)^2} = \frac{9}{(-2)^2} = \frac{9}{4}
(3) 求める2次方程式は、
x2(3α2+3β2)x+3α23β2=0x^2 - (\frac{3}{\alpha^2} + \frac{3}{\beta^2})x + \frac{3}{\alpha^2} \cdot \frac{3}{\beta^2} = 0
x2394x+94=0x^2 - \frac{39}{4}x + \frac{9}{4} = 0
係数を整数にするために、両辺に4をかける。
4x239x+9=04x^2 - 39x + 9 = 0

3. 最終的な答え

4x239x+9=04x^2 - 39x + 9 = 0

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