$n$ 次正方行列 $A$, $B$ と $n$ 次正則行列 $P$ に対して、 $$|AP + P^{-1}B| = |PA + BP^{-1}|$$ が成り立つことを示す。
2025/6/17
1. 問題の内容
次正方行列 , と 次正則行列 に対して、
が成り立つことを示す。
2. 解き方の手順
まず、左辺を変形する。
ここで、 を用いた。
次に、右辺を変形する。
ここで、以下のように変形する。
(∵)
ここでの左から、右からをかけてみる。
.
一方で、 の左から、右からをかけてみる。
を示すために、両辺に同じ行列をかけることを考える。
.
したがって、
別の解法を示す。
左辺を変形する。
右辺を変形する。
3. 最終的な答え
が成り立つ。