$0 \le \theta < 2\pi$ のとき、方程式 $2\cos 2\theta + 4\cos \theta + 5 - a = 0$ の異なる解の個数を、定数 $a$ の値の範囲によって調べる。
2025/6/17
1. 問題の内容
のとき、方程式 の異なる解の個数を、定数 の値の範囲によって調べる。
2. 解き方の手順
まず、 を で表す。 なので、与えられた方程式は
ここで、 とおくと、 である。方程式は
となる。この2次方程式を とおくと、 の における解の個数を考えればよい。
を平方完成すると、
したがって、 は で最小値 をとる。
また、, である。
したがって、 のグラフは、 において、 で最小値 をとり、, である。
ここで、 と のグラフの交点の個数と、 の個数の関係を考える。
- のとき、 より の1個。
- のとき、 より の1個。
- のとき、 となる は、 において2個存在する。
したがって、以下のようになる。
- のとき、解なし。
- のとき、 より であり、 の2個。
- のとき、 となる が2個存在するので、解は4個。
- のとき、 と () が1個ずつ存在するので、解は3個。
- のとき、 となる が1個存在するので、解は2個。
- のとき、 より であり、 の1個。
- のとき、解なし。
3. 最終的な答え
- のとき、解の個数は0個。
- のとき、解の個数は2個。
- のとき、解の個数は4個。
- のとき、解の個数は3個。
- のとき、解の個数は2個。
- のとき、解の個数は1個。
- のとき、解の個数は0個。