理想気体が断熱圧縮される過程において、初期状態の圧力 $P_1$、比体積 $v_1$、比熱比 $k$ が与えられ、最終状態の圧力 $P_2$ が与えられたとき、最終状態の比体積 $v_2$ を求める問題です。 $P_1 = 0.10 \text{ MPa}$、 $v_1 = 0.850 \text{ m}^3/\text{kg}$、 $k = 1.4$、 $P_2 = 0.50 \text{ MPa}$ です。

応用数学熱力学理想気体断熱過程指数計算
2025/6/17

1. 問題の内容

理想気体が断熱圧縮される過程において、初期状態の圧力 P1P_1、比体積 v1v_1、比熱比 kk が与えられ、最終状態の圧力 P2P_2 が与えられたとき、最終状態の比体積 v2v_2 を求める問題です。
P1=0.10 MPaP_1 = 0.10 \text{ MPa}v1=0.850 m3/kgv_1 = 0.850 \text{ m}^3/\text{kg}k=1.4k = 1.4P2=0.50 MPaP_2 = 0.50 \text{ MPa} です。

2. 解き方の手順

断熱過程においては、以下の関係式が成り立ちます。
P1v1k=P2v2kP_1 v_1^k = P_2 v_2^k
この式から v2v_2 を求めます。
v2k=P1P2v1kv_2^k = \frac{P_1}{P_2} v_1^k
v2=(P1P2)1kv1v_2 = \left( \frac{P_1}{P_2} \right)^{\frac{1}{k}} v_1
与えられた値を代入します。
v2=(0.100.50)11.4×0.850v_2 = \left( \frac{0.10}{0.50} \right)^{\frac{1}{1.4}} \times 0.850
v2=(15)11.4×0.850v_2 = \left( \frac{1}{5} \right)^{\frac{1}{1.4}} \times 0.850
v2=(0.2)11.4×0.850v_2 = (0.2)^{\frac{1}{1.4}} \times 0.850
v20.349×0.850v_2 \approx 0.349 \times 0.850
v20.29665v_2 \approx 0.29665

3. 最終的な答え

v20.297 m3/kgv_2 \approx 0.297 \text{ m}^3/\text{kg}

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