ビルの屋上から物体を初速度4.9 m/sで鉛直上向きに投げ上げた。重力加速度の大きさを9.8 m/s^2とする。 (1) 投げてから再び点Pに戻るまでの時間を求めよ。 (2) 投げてから3.0秒後に地面に達したとき、点Pの地面からの高さを求めよ。
2025/6/17
1. 問題の内容
ビルの屋上から物体を初速度4.9 m/sで鉛直上向きに投げ上げた。重力加速度の大きさを9.8 m/s^2とする。
(1) 投げてから再び点Pに戻るまでの時間を求めよ。
(2) 投げてから3.0秒後に地面に達したとき、点Pの地面からの高さを求めよ。
2. 解き方の手順
(1)
鉛直投げ上げ運動において、再び点Pに戻るまでの時間は、上昇時間と下降時間が等しいことを利用する。
上昇時間は、最高点に達する時間であり、そのとき速度は0になる。
等加速度運動の公式 を用いる。ここで、は最終速度、は初速度、は重力加速度、は時間である。
s
再び点Pに戻るまでの時間は、上昇時間の2倍なので、
s
(2)
点Pの高さをとする。投げてから3.0秒後に地面に達するので、等加速度運動の公式 を用いる。ここで、は変位、は初速度、は重力加速度、は時間である。
地面を基準とすると、となる。
m
3. 最終的な答え
(1) 1.0 秒
(2) 29.4 m