問題は2つの部分から構成されます。 (1) 二次関数 $f(x)$ で、$|f(k)| = |f(k+1)| = |f(k+2)| = |f(k+3)| = 4$ を満たすものを求める。 (2) (1)で求めた$f(x)$のうち、上に凸である関数を$F(x)$とする。また、二次関数$g(x)$は下に凸であり、$|g(2k-2)| = |g(2k-1)| = |g(2k+1)| = |g(2k+2)| = 6$を満たす。$0 \leq x \leq 4$において、$F(x)$の最小値を$M(k)$、$g(x)$の最大値を$m(k)$とするとき、$M(k) = m(k)$となるような$k$の値の個数を求める。
2025/3/28
1. 問題の内容
問題は2つの部分から構成されます。
(1) 二次関数 で、 を満たすものを求める。
(2) (1)で求めたのうち、上に凸である関数をとする。また、二次関数は下に凸であり、を満たす。において、の最小値を、の最大値をとするとき、となるようなの値の個数を求める。
2. 解き方の手順
(1) を求める。
二次関数とおく。条件より、である。
このとき、の値は4または-4である。
が二次関数であることから、またはとなることはない。したがって、 の値の系列として考えられるのは、
(i) 全て4
(ii) 全て-4
(iii) 4, 4, -4, -4
(iv) 4, -4, -4, 4
(v) -4, -4, 4, 4
(vi) -4, 4, 4, -4
とその符号反転がある。
の値の変化が1回の場合、は軸に関して対称になる。よって、となり、軸は。のとき、
なので、。
なので、。
は下に凸である可能性もあるので、も考えられる。
(2) とについて、となるの個数を求める。
はでのの最小値。
でがに含まれるかどうかで場合分け
,軸は
.なので、となり矛盾。
は下に凸であるはずなので、と仮定してみる。
. Aが0になるので、これは矛盾
3. 最終的な答え
(1) または
(2) 0個