2次方程式 $x^2 - 12x + k = 0$ において、1つの解が他の解の2乗であるとき、定数 $k$ の値と方程式の解を求めよ。

代数学二次方程式解と係数の関係因数分解解の性質
2025/6/17

1. 問題の内容

2次方程式 x212x+k=0x^2 - 12x + k = 0 において、1つの解が他の解の2乗であるとき、定数 kk の値と方程式の解を求めよ。

2. 解き方の手順

2次方程式の解を α\alphaα2\alpha^2 とおく。
解と係数の関係より、以下の2式が成り立つ。
α+α2=12\alpha + \alpha^2 = 12
αα2=k\alpha \cdot \alpha^2 = k
1つ目の式から α\alpha の値を求める。
α+α2=12\alpha + \alpha^2 = 12 を変形して、
α2+α12=0\alpha^2 + \alpha - 12 = 0
(α+4)(α3)=0(\alpha + 4)(\alpha - 3) = 0
よって、α=4,3\alpha = -4, 3
α=4\alpha = -4 のとき、
k=α3=(4)3=64k = \alpha^3 = (-4)^3 = -64
このとき、2次方程式は x212x64=0x^2 - 12x - 64 = 0
(x16)(x+4)=0(x - 16)(x + 4) = 0
解は x=16,4x = 16, -4 であり、たしかに 16=(4)216 = (-4)^2 を満たす。
α=3\alpha = 3 のとき、
k=α3=(3)3=27k = \alpha^3 = (3)^3 = 27
このとき、2次方程式は x212x+27=0x^2 - 12x + 27 = 0
(x3)(x9)=0(x - 3)(x - 9) = 0
解は x=3,9x = 3, 9 であり、たしかに 9=329 = 3^2 を満たす。

3. 最終的な答え

k=64k = -64 のとき、解は x=16,4x = 16, -4
k=27k = 27 のとき、解は x=3,9x = 3, 9

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