問題は、与えられた条件が、別の条件に対してどのような条件(必要条件、十分条件、必要十分条件)であるかを判断するものです。 (1) 四角形ABCDが長方形であることは、四角形ABCDが平行四辺形であるための条件。 (2) $a>b$であることは、$2a+1>2b+1$であるための条件。 (3) 積$mn$が偶数であることは、$m$が偶数であるための条件。
2025/6/17
1. 問題の内容
問題は、与えられた条件が、別の条件に対してどのような条件(必要条件、十分条件、必要十分条件)であるかを判断するものです。
(1) 四角形ABCDが長方形であることは、四角形ABCDが平行四辺形であるための条件。
(2) であることは、であるための条件。
(3) 積が偶数であることは、が偶数であるための条件。
2. 解き方の手順
(1) 四角形ABCDが長方形であるならば、四角形ABCDは平行四辺形です。しかし、四角形ABCDが平行四辺形であっても、長方形とは限りません(ひし形など)。したがって、長方形であることは平行四辺形であるための十分条件ですが、必要条件ではありません。
(2) ならば、となり、が成り立ちます。
逆に、ならば、となり、が成り立ちます。
したがって、であることは、であるための必要十分条件です。
(3) 積が偶数であるためには、が偶数であるか、が偶数であるか、またはとの両方が偶数である必要があります。が偶数であれば、は偶数になります。しかし、が偶数でも、が奇数でが偶数である場合もあります。したがって、が偶数であることは、が偶数であるための必要条件ではありませんが、十分条件です。
3. 最終的な答え
(1) 十分条件であるが必要条件ではない
(2) 必要十分条件である
(3) 十分条件であるが必要条件ではない