円 $x^2 + y^2 = 10$ と直線 $y = 3x + k$ が接するとき、定数 $k$ の値と接点の座標を求めよ。

幾何学直線接する判別式座標
2025/6/17

1. 問題の内容

x2+y2=10x^2 + y^2 = 10 と直線 y=3x+ky = 3x + k が接するとき、定数 kk の値と接点の座標を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、円の方程式に直線の式を代入して、xx についての2次方程式を得ます。
x2+(3x+k)2=10x^2 + (3x+k)^2 = 10
x2+9x2+6kx+k2=10x^2 + 9x^2 + 6kx + k^2 = 10
10x2+6kx+k210=010x^2 + 6kx + k^2 - 10 = 0
円と直線が接するということは、この2次方程式が重解を持つということです。したがって、判別式 DD が0になるはずです。
D=(6k)2410(k210)=0D = (6k)^2 - 4 \cdot 10 \cdot (k^2 - 10) = 0
36k240(k210)=036k^2 - 40(k^2 - 10) = 0
36k240k2+400=036k^2 - 40k^2 + 400 = 0
4k2+400=0-4k^2 + 400 = 0
4k2=4004k^2 = 400
k2=100k^2 = 100
k=±10k = \pm 10
次に、kk の値それぞれについて、接点の xx 座標を求めます。
k=10k = 10 のとき、10x2+60x+10010=010x^2 + 60x + 100 - 10 = 0
10x2+60x+90=010x^2 + 60x + 90 = 0
x2+6x+9=0x^2 + 6x + 9 = 0
(x+3)2=0(x + 3)^2 = 0
x=3x = -3
このとき、y=3x+k=3(3)+10=9+10=1y = 3x + k = 3(-3) + 10 = -9 + 10 = 1
よって、接点は (3,1)(-3, 1)
k=10k = -10 のとき、10x260x+10010=010x^2 - 60x + 100 - 10 = 0
10x260x+90=010x^2 - 60x + 90 = 0
x26x+9=0x^2 - 6x + 9 = 0
(x3)2=0(x - 3)^2 = 0
x=3x = 3
このとき、y=3x+k=3(3)10=910=1y = 3x + k = 3(3) - 10 = 9 - 10 = -1
よって、接点は (3,1)(3, -1)

3. 最終的な答え

k=10k = 10 のとき、接点は (3,1)(-3, 1)
k=10k = -10 のとき、接点は (3,1)(3, -1)

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