底面の1辺の長さが$a$、高さが$h$の正四角錐Aがある。Aの底面の1辺の長さを2倍にし、高さを$\frac{2}{3}$倍にした正四角錐Bを作るとき、Bの体積はAの体積の何倍になるかを求める。

幾何学体積正四角錐相似図形
2025/6/17

1. 問題の内容

底面の1辺の長さがaa、高さがhhの正四角錐Aがある。Aの底面の1辺の長さを2倍にし、高さを23\frac{2}{3}倍にした正四角錐Bを作るとき、Bの体積はAの体積の何倍になるかを求める。

2. 解き方の手順

まず、正四角錐Aの体積VAV_Aを求める。正四角錐の体積は、底面積×高さ×13\frac{1}{3}で計算できる。
Aの底面積はa2a^2、高さはhhなので、
VA=13a2hV_A = \frac{1}{3}a^2h
次に、正四角錐Bの体積VBV_Bを求める。Bの底面の1辺の長さは2a2a、高さは23h\frac{2}{3}hなので、
Bの底面積は(2a)2=4a2(2a)^2 = 4a^2
したがって、
VB=13(4a2)(23h)=89a2hV_B = \frac{1}{3}(4a^2)(\frac{2}{3}h) = \frac{8}{9}a^2h
最後に、Bの体積がAの体積の何倍かを求めるために、VBV_BVAV_Aで割る。
VBVA=89a2h13a2h=89×31=249=83\frac{V_B}{V_A} = \frac{\frac{8}{9}a^2h}{\frac{1}{3}a^2h} = \frac{8}{9} \times \frac{3}{1} = \frac{24}{9} = \frac{8}{3}

3. 最終的な答え

83\frac{8}{3}

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