2次方程式 $x^2 - (m-1)x + m = 0$ の2つの解の比が2:3であるとき、定数 $m$ の値と2つの解を求める。

代数学二次方程式解と係数の関係解の比
2025/6/17

1. 問題の内容

2次方程式 x2(m1)x+m=0x^2 - (m-1)x + m = 0 の2つの解の比が2:3であるとき、定数 mm の値と2つの解を求める。

2. 解き方の手順

2つの解を 2α2\alpha3α3\alpha とおく。
解と係数の関係から、
2つの解の和は m1m-1 であり、
2つの解の積は mm である。
したがって、
2α+3α=m12\alpha + 3\alpha = m-1
5α=m15\alpha = m-1 ...(1)
(2α)(3α)=m(2\alpha)(3\alpha) = m
6α2=m6\alpha^2 = m ...(2)
(1)より、m=5α+1m = 5\alpha + 1
これを(2)に代入して、
6α2=5α+16\alpha^2 = 5\alpha + 1
6α25α1=06\alpha^2 - 5\alpha - 1 = 0
(6α+1)(α1)=0(6\alpha + 1)(\alpha - 1) = 0
したがって、α=1\alpha = 1 または α=16\alpha = -\frac{1}{6}
(i) α=1\alpha = 1 のとき、
m=5(1)+1=6m = 5(1) + 1 = 6
2つの解は、 2(1)=22(1) = 23(1)=33(1) = 3
(ii) α=16\alpha = -\frac{1}{6} のとき、
m=5(16)+1=56+1=16m = 5(-\frac{1}{6}) + 1 = -\frac{5}{6} + 1 = \frac{1}{6}
2つの解は、2(16)=132(-\frac{1}{6}) = -\frac{1}{3}3(16)=123(-\frac{1}{6}) = -\frac{1}{2}

3. 最終的な答え

m=6m = 6 のとき、2つの解は 2,32, 3
m=16m = \frac{1}{6} のとき、2つの解は 13,12-\frac{1}{3}, -\frac{1}{2}

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