与えられた2次関数 $y = -x^2 + 2x + 2$ (①)のグラフをx軸方向に$p$, y軸方向に$q$だけ平行移動したグラフを持つ2次関数 $y = f(x)$ (②)について、以下の問いに答える問題です。 (1) $2 \le x \le 4$ における$f(x)$の最大値が$f(2)$になるような$p$の値の範囲と、最小値が$f(2)$になるような$p$の値の範囲を求める。 (2) ②のグラフが点$(-2, 0)$を通るときの$q$を$p$で表し、$f(x)$を求める。
2025/6/17
1. 問題の内容
与えられた2次関数 (①)のグラフをx軸方向に, y軸方向にだけ平行移動したグラフを持つ2次関数 (②)について、以下の問いに答える問題です。
(1) におけるの最大値がになるようなの値の範囲と、最小値がになるようなの値の範囲を求める。
(2) ②のグラフが点を通るときのをで表し、を求める。
2. 解き方の手順
(1)
まず、①のグラフの頂点を求める。 より、①のグラフの頂点はである。
したがって、ア, イ。
②のグラフの頂点はとなる。
.
におけるの最大値がになるのは、頂点のx座標が, すなわちのとき。
におけるの最小値がになるのは、頂点のx座標が, すなわちのとき。
におけるの最大値がになるようなの値の範囲は。したがって、ウは(以上), エ.
におけるの最小値がになるようなの値の範囲を考える。頂点のx座標が区間の中央、すなわち3よりも大きい場合にで最小値を取る。
頂点のx座標が3より小さい場合にで最小値を取るのは、頂点のx座標が3の場合を含む。つまり、頂点のx座標が, すなわち.
よって、が条件なので、オは(以下), カ.
(2)
②のグラフが点を通るとき、。
より、。
したがって、.
したがって、キ, ク.
.
となるを求めると、.
よって、. したがって、ケ, コ, サ.
3. 最終的な答え
ア, イ, ウ, エ, オ, カ, キ, ク, ケ, コ, サ.