直線 $y=x+12$, $y=x+20$ と放物線 $y=x^2$ の交点をそれぞれA, B, C, Dとする。また、点Eは直線 $y=x+12$ とy軸との交点である。このとき、点Eを通り四角形ABCDの面積を2等分する直線の式を求めよ。
2025/6/17
1. 問題の内容
直線 , と放物線 の交点をそれぞれA, B, C, Dとする。また、点Eは直線 とy軸との交点である。このとき、点Eを通り四角形ABCDの面積を2等分する直線の式を求めよ。
2. 解き方の手順
まず、各点の座標を求める。
点Aは と の交点なので、 を解く。
よって、A 、B となる。
点Cは と の交点なので、 を解く。
よって、C 、D となる。
点Eは とy軸との交点なので、E となる。
四角形ABCDの面積を求める。台形ABCDは上底AD、下底BC、高さ(BCとADのx座標の差)によって構成される。
ADの長さは .
BCの長さは .
台形ABCDの高さは二つの直線が平行であることから、軸に垂直な直線で考える。
台形ABCDの面積は、平行な二つの直線 と で挟まれた四角形の面積である。
四角形ABCDの面積をSとする。S = (上底 + 下底) * 高さ /
2. ここで上底は線分ADであり、下底は線分BCである。四角形は台形ではないので、ADとBCの間の距離という高さを算出するのは困難である。
そこで、四角形ABCDを三角形ADCと三角形ABCに分割して面積を計算する。
三角形ADCの面積は、A , D , C を用いる。
面積は。
三角形ABCの面積は、A , B , C を用いる。
面積は。
よって、四角形ABCDの面積は 。
点Eを通る直線が四角形ABCDの面積を二等分するので、面積は32になる。
点E を通り、四角形ABCDの面積を二等分する直線は、線分の中点を通る。
四角形ABCDの面積を二等分する直線は、ADとBCの中点を通るわけではない。
求める直線は、点E を通るので、 と表せる。
この直線と四角形ABCDとの交点を求め、面積が32になるようにaを決定する必要があるが、計算が複雑になる。
別の方針で考える。四角形ABCDの面積を二等分する直線は、平行な二つの直線の中点を通る。
二つの直線 , の中点を通る直線は 。
Eを通る直線は なので、この直線と の交点を求めても意味がない。
四角形ABCDの重心を求める。重心は各頂点の座標の平均で求められる。
重心のx座標は
重心のy座標は
重心Gの座標は
E を通り、G を通る直線を求める。
傾きは
よって、求める直線は