A町からC町までけんじ君が往復します。A町からB町までは平地、B町からC町までは山道です。A町からC町までは46分、C町からA町までは34分かかります。平地では毎分70m、上り坂では毎分60m、下り坂では毎分100mで進みます。A町からC町までの道のりを求めます。

代数学連立方程式文章問題距離速さ時間
2025/6/17

1. 問題の内容

A町からC町までけんじ君が往復します。A町からB町までは平地、B町からC町までは山道です。A町からC町までは46分、C町からA町までは34分かかります。平地では毎分70m、上り坂では毎分60m、下り坂では毎分100mで進みます。A町からC町までの道のりを求めます。

2. 解き方の手順

A町からB町までの距離を xx m、B町からC町までの距離を yy mとします。
A町からC町まで行くのにかかる時間は46分なので、以下の式が成り立ちます。
x70+y60=46\frac{x}{70} + \frac{y}{60} = 46
C町からA町まで帰るのにかかる時間は34分なので、以下の式が成り立ちます。
x70+y100=34\frac{x}{70} + \frac{y}{100} = 34
これらの式を連立方程式として解きます。
まず、最初の式を60と70の最小公倍数である420で掛けて整理します。
6x+7y=46×4206x + 7y = 46 \times 420
6x+7y=193206x + 7y = 19320 (1)
次に、2番目の式を70と100の最小公倍数である700で掛けて整理します。
10x+7y=34×70010x + 7y = 34 \times 700
10x+7y=2380010x + 7y = 23800 (2)
(2) - (1) を計算します。
(10x+7y)(6x+7y)=2380019320(10x + 7y) - (6x + 7y) = 23800 - 19320
4x=44804x = 4480
x=1120x = 1120
x=1120x = 1120を(1)に代入します。
6(1120)+7y=193206(1120) + 7y = 19320
6720+7y=193206720 + 7y = 19320
7y=126007y = 12600
y=1800y = 1800
A町からC町までの道のりはx+yx + yなので、 1120+1800=29201120 + 1800 = 2920 mとなります。

3. 最終的な答え

2920 m

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