ユカさんとミカさんがそれぞれA地点、B地点から向かい合って同時に出発し、15分後にC地点で初めて出会いました。その後、2人はそれぞれの出発点まで進み、引き返して進んだところD地点で再び出会いました。C地点とD地点の間の距離は600mで、ユカさんとミカさんの進む速さの比は4:3です。A地点とB地点の間の距離を求めます。

代数学速さ方程式距離線分図
2025/6/17

1. 問題の内容

ユカさんとミカさんがそれぞれA地点、B地点から向かい合って同時に出発し、15分後にC地点で初めて出会いました。その後、2人はそれぞれの出発点まで進み、引き返して進んだところD地点で再び出会いました。C地点とD地点の間の距離は600mで、ユカさんとミカさんの進む速さの比は4:3です。A地点とB地点の間の距離を求めます。

2. 解き方の手順

まず、最初に出会うまでに2人が進んだ距離の合計はAB間の距離です。
次に、2回目に出会うまでに2人が進んだ距離の合計は、AB間の距離の3倍になります。これは、2人がAB間をそれぞれ往復し、さらに出会うまで進むからです。
最初の出会いから2回目の出会いまでに、2人が進んだ距離の合計はAB間の距離の2倍です。
この間に、ユカさんはAからBへ行き、さらにBからDへ進んでいます。ミカさんはBからAへ行き、さらにAからDへ進んでいます。
ユカさんとミカさんの速さの比は4:3なので、ある時間内に進む距離の比も4:3になります。
C地点とD地点の間の距離が600mであることから、ユカさんとミカさんがそれぞれCD間を何回通過したかを考えます。
ユカさんがC地点からD地点へ向かい、D地点で2度目の出会いをしているため、ユカさんはCからDへ進んでいます。
ミカさんはC地点からD地点へ向かい、D地点で2度目の出会いをしているため、ミカさんはCからDへ進んでいます。
最初の出会いから2回目の出会いまでに、ユカさんが進んだ距離を4x4x、ミカさんが進んだ距離を3x3xとすると、
4x+3x=2×AB4x + 3x = 2 \times AB となります。
よって、7x=2×AB7x = 2 \times AB となります。
ここで、AC+CB=ABAC + CB = AB と置き、CD=600CD = 600と置きます。
最初の出会いから2回目の出会いまでにユカさんが進んだ距離は、CB+BDCB + BD となります。
これは、CB+(CBCD)CB + (CB - CD)、すなわち、2CB6002CB - 600 となります。
最初の出会いから2回目の出会いまでにミカさんが進んだ距離は、AC+ADAC + AD となります。
これは、AC+(ACCD)AC + (AC - CD)、すなわち、2AC6002AC - 600 となります。
したがって、2CB6002AC600=43\frac{2CB - 600}{2AC - 600} = \frac{4}{3} となります。
これを解くと、3(2CB600)=4(2AC600)3(2CB - 600) = 4(2AC - 600)
6CB1800=8AC24006CB - 1800 = 8AC - 2400
6CB=8AC6006CB = 8AC - 600
3CB=4AC3003CB = 4AC - 300
また、最初の出会いまでに進んだ距離の比は、AC:BC = 4:3 であるため、3AC=4BC3AC = 4BCという関係が成り立ちます。
これと3CB=4AC3003CB = 4AC - 300から、3CB=3AC3003CB = 3AC - 300が導き出されます。3AC=4CB3AC=4CBなので、3CB=4CB3003CB=4CB-300、したがってCB=300CB=300となります。
AC:BC=4:3AC:BC = 4:3なので、AC=43CB=43×300=400AC = \frac{4}{3} CB = \frac{4}{3} \times 300 = 400となります。
AB=AC+CB=400+300=700AB = AC + CB = 400 + 300 = 700 となります。

3. 最終的な答え

700 m

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