放物線 $y = x^2 - 2$ と直線 $y = 3x - a$ が接するときの定数 $a$ の値を求め、そのときの接点の座標を求める問題です。

代数学二次関数接する判別式連立方程式
2025/6/17

1. 問題の内容

放物線 y=x22y = x^2 - 2 と直線 y=3xay = 3x - a が接するときの定数 aa の値を求め、そのときの接点の座標を求める問題です。

2. 解き方の手順

放物線と直線が接するということは、それらの交点における xx 座標がただ一つ存在することを意味します。したがって、yy を消去して得られる xx の二次方程式が重解を持つ条件を考えます。
まず、y=x22y = x^2 - 2y=3xay = 3x - a を連立させます。
x22=3xax^2 - 2 = 3x - a
この式を整理して、xx の二次方程式を作ります。
x23x+(a2)=0x^2 - 3x + (a - 2) = 0
この二次方程式が重解を持つ条件は、判別式 DD00 となることです。判別式 DD は以下のように表されます。
D=(3)24(1)(a2)=94a+8=174aD = (-3)^2 - 4(1)(a - 2) = 9 - 4a + 8 = 17 - 4a
D=0D = 0 より、
174a=017 - 4a = 0
4a=174a = 17
a=174a = \frac{17}{4}
したがって、a=174a = \frac{17}{4} のとき、与えられた放物線と直線は接します。
次に、接点の xx 座標を求めます。重解を持つときの xx の値は、二次方程式の解の公式から b2a\frac{-b}{2a} で与えられます。この場合、x=(3)2(1)=32x = \frac{-(-3)}{2(1)} = \frac{3}{2} です。
接点の yy 座標は、y=x22y = x^2 - 2 または y=3xay = 3x - ax=32x = \frac{3}{2} を代入して求めます。y=3xay = 3x - a に代入すると、
y=3(32)174=92174=184174=14y = 3(\frac{3}{2}) - \frac{17}{4} = \frac{9}{2} - \frac{17}{4} = \frac{18}{4} - \frac{17}{4} = \frac{1}{4}
したがって、接点の座標は (32,14)(\frac{3}{2}, \frac{1}{4}) です。

3. 最終的な答え

a=174a = \frac{17}{4}
接点の座標: (32,14)(\frac{3}{2}, \frac{1}{4})

「代数学」の関連問題

数列 $\{a_n\}$ の初項から第 $n$ 項までの和 $S_n$ が $S_n = n^2 - 1$ で与えられているとき、第 $n$ 項 $a_n$ を求めよ。

数列一般項
2025/6/19

$S_n = n^2 - 1$ が与えられています。この式が何を意味するか、またはどのような質問に答えるべきか明確ではありません。問題を解くためには、具体的な質問または指示が必要です。例えば、$S_n...

数列一般項
2025/6/19

2次方程式 $x^2 + x - 2 = 0$ の2つの解を $\alpha, \beta$ とするとき、以下の値を求めます。 (1) $\alpha + \beta$ (2) $\alpha \be...

二次方程式解と係数の関係
2025/6/19

与えられた3つの方程式を解く問題です。 (1) $x^3 = -8$ (2) $x^4 + 5x^2 - 24 = 0$ (3) $x^3 + 2x - 3 = 0$

方程式三次方程式四次方程式複素数
2025/6/19

与えられた3つの方程式を解く問題です。 (1) $x^3 = -8$ (2) $x^4 + 5x^2 - 24 = 0$ (3) $x^3 + 2x - 3 = 0$

方程式三次方程式四次方程式解の公式因数分解複素数
2025/6/19

多項式 $P(x) = x^3 - 2ax^2 + 3ax - 4$ を $x+1$ で割った余りが $5$ であるとき、定数 $a$ の値を求めよ。

多項式剰余の定理因数定理連立方程式
2025/6/19

(1) 2次方程式 $x^2 - 6x + k = 0$ が異なる2つの実数解をもつような定数 $k$ の値の範囲を求める。 (2) 2次方程式 $x^2 - kx + k + 3 = 0$ が重解を...

二次方程式判別式実数解重解不等式
2025/6/19

与えられた4x4行列の行列式を、行基本変形を用いて計算する問題です。サラスの方法は使用禁止です。 与えられた行列は以下の通りです。 $ \begin{pmatrix} 1 & 4 & -1 & 0 \...

線形代数行列式行基本変形上三角行列
2025/6/19

3つの2次方程式の解を判別します。 (1) $5x^2 - 6x + 4 = 0$ (2) $4x^2 - 7x - 3 = 0$ (3) $3x^2 - 12x + 12 = 0$

二次方程式判別式解の判別
2025/6/19

(1) 2次方程式 $x^2 - 3x + 4 = 0$ の2つの解を $\alpha, \beta$ とするとき、$\alpha^2 + \beta^2$, $\alpha^3 + \beta^3$...

二次方程式解と係数の関係解の対称式
2025/6/19