(1) 2次方程式 $x^2 - 6x + k = 0$ が異なる2つの実数解をもつような定数 $k$ の値の範囲を求める。 (2) 2次方程式 $x^2 - kx + k + 3 = 0$ が重解をもつような定数 $k$ の値を求める。

代数学二次方程式判別式実数解重解不等式
2025/6/19

1. 問題の内容

(1) 2次方程式 x26x+k=0x^2 - 6x + k = 0 が異なる2つの実数解をもつような定数 kk の値の範囲を求める。
(2) 2次方程式 x2kx+k+3=0x^2 - kx + k + 3 = 0 が重解をもつような定数 kk の値を求める。

2. 解き方の手順

(1)
2次方程式 ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 が異なる2つの実数解を持つ条件は、判別式 D=b24ac>0D = b^2 - 4ac > 0 である。
与えられた2次方程式 x26x+k=0x^2 - 6x + k = 0 において、a=1a = 1, b=6b = -6, c=kc = k である。
判別式 D=(6)24(1)(k)=364kD = (-6)^2 - 4(1)(k) = 36 - 4k
異なる2つの実数解を持つ条件は 364k>036 - 4k > 0
36>4k36 > 4k
k<9k < 9
(2)
2次方程式 ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 が重解を持つ条件は、判別式 D=b24ac=0D = b^2 - 4ac = 0 である。
与えられた2次方程式 x2kx+k+3=0x^2 - kx + k + 3 = 0 において、a=1a = 1, b=kb = -k, c=k+3c = k + 3 である。
判別式 D=(k)24(1)(k+3)=k24k12D = (-k)^2 - 4(1)(k + 3) = k^2 - 4k - 12
重解を持つ条件は k24k12=0k^2 - 4k - 12 = 0
(k6)(k+2)=0(k - 6)(k + 2) = 0
k=6k = 6 または k=2k = -2

3. 最終的な答え

(1) k<9k < 9
(2) k=6,2k = 6, -2

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