次の不等式の表す領域を図示する問題です。 (1) $y > x^2 - 4x + 3$ (2) $y \le 1 - x^2$

代数学不等式領域放物線グラフ
2025/6/18

1. 問題の内容

次の不等式の表す領域を図示する問題です。
(1) y>x24x+3y > x^2 - 4x + 3
(2) y1x2y \le 1 - x^2

2. 解き方の手順

(1) y>x24x+3y > x^2 - 4x + 3
まず、y=x24x+3y = x^2 - 4x + 3 のグラフを描きます。
平方完成すると、y=(x2)21y = (x - 2)^2 - 1 となります。
よって、頂点は (2,1)(2, -1) です。
x=0x = 0 のとき、y=3y = 3 なので、y軸との交点は (0,3)(0, 3) です。
y=0y = 0 のとき、x24x+3=0x^2 - 4x + 3 = 0 より、(x1)(x3)=0(x - 1)(x - 3) = 0 なので、x=1,3x = 1, 3 となります。
よって、x軸との交点は (1,0),(3,0)(1, 0), (3, 0) です。
不等号が > なので、境界線は含みません。したがって、放物線は点線で描きます。
領域は、放物線の上側の領域です。
(2) y1x2y \le 1 - x^2
まず、y=1x2y = 1 - x^2 のグラフを描きます。
これは、上に凸の放物線で、頂点は (0,1)(0, 1) です。
x=0x = 0 のとき、y=1y = 1 なので、y軸との交点は (0,1)(0, 1) です。
y=0y = 0 のとき、1x2=01 - x^2 = 0 より、x2=1x^2 = 1 なので、x=±1x = \pm 1 となります。
よって、x軸との交点は (1,0),(1,0)(-1, 0), (1, 0) です。
不等号が \le なので、境界線を含みます。したがって、放物線は実線で描きます。
領域は、放物線の下側の領域です。

3. 最終的な答え

(1) y>x24x+3y > x^2 - 4x + 3 の表す領域は、放物線 y=x24x+3y = x^2 - 4x + 3 の上側の領域(ただし、境界線を含まない)です。
(2) y1x2y \le 1 - x^2 の表す領域は、放物線 y=1x2y = 1 - x^2 の下側の領域(ただし、境界線を含む)です。

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