問題1: 60度は何ラジアン(rad)か。また、円運動の2回転は何radか。πを使って答えよ。 問題2: 半径2.0mの円周上の長さ2.0mの円弧に対する中心角θ[rad]を求めよ。また、それは何度か。π=3.14とする。 問題3: 半径1.0mの円周上を周期2.0秒で等速円運動する物体がある。π=3.14とする。 (1)物体の角速度ωは何rad/sか。 (2)物体が円周上を動く速さは何m/sか。 (3)物体の回転数は何Hzか。 問題4: 半径1.5mの円周上を一定の角速度2.0rad/sで回転している物体がある。この物体の速さと加速度の大きさを求めよ。

応用数学三角関数円運動ラジアン角速度加速度
2025/6/18

1. 問題の内容

問題1: 60度は何ラジアン(rad)か。また、円運動の2回転は何radか。πを使って答えよ。
問題2: 半径2.0mの円周上の長さ2.0mの円弧に対する中心角θ[rad]を求めよ。また、それは何度か。π=3.14とする。
問題3: 半径1.0mの円周上を周期2.0秒で等速円運動する物体がある。π=3.14とする。
(1)物体の角速度ωは何rad/sか。
(2)物体が円周上を動く速さは何m/sか。
(3)物体の回転数は何Hzか。
問題4: 半径1.5mの円周上を一定の角速度2.0rad/sで回転している物体がある。この物体の速さと加速度の大きさを求めよ。

2. 解き方の手順

問題1:
* 角度をラジアンに変換する公式: ラジアン=角度×π180\text{ラジアン} = \text{角度} \times \frac{\pi}{180}
* 60度をラジアンに変換: 60×π180=π360 \times \frac{\pi}{180} = \frac{\pi}{3} rad
* 円運動の2回転は2×2π=4π2 \times 2\pi = 4\pi rad
問題2:
* 弧長と半径の関係: l=rθl = r\theta
* 中心角を求める: θ=lr=2.02.0=1\theta = \frac{l}{r} = \frac{2.0}{2.0} = 1 rad
* ラジアンから度への変換: 角度=ラジアン×180π\text{角度} = \text{ラジアン} \times \frac{180}{\pi}
* 度を求める: 1×1803.1457.321 \times \frac{180}{3.14} \approx 57.32
問題3:
* 角速度の公式: ω=2πT\omega = \frac{2\pi}{T}
* 角速度を計算: ω=2×3.142.0=3.14\omega = \frac{2 \times 3.14}{2.0} = 3.14 rad/s
* 速さの公式: v=rωv = r\omega
* 速さを計算: v=1.0×3.14=3.14v = 1.0 \times 3.14 = 3.14 m/s
* 回転数の公式: f=1Tf = \frac{1}{T}
* 回転数を計算: f=12.0=0.5f = \frac{1}{2.0} = 0.5 Hz
問題4:
* 速さの公式: v=rωv = r\omega
* 速さを計算: v=1.5×2.0=3.0v = 1.5 \times 2.0 = 3.0 m/s
* 向心加速度の公式: a=rω2a = r\omega^2 または a=v2ra = \frac{v^2}{r}
* 加速度を計算: a=1.5×(2.0)2=6.0a = 1.5 \times (2.0)^2 = 6.0 m/s²

3. 最終的な答え

問題1:
* 60度 = π3\frac{\pi}{3} rad
* 2回転 = 4π4\pi rad
問題2:
* 中心角 = 1 rad
* 中心角 \approx 57.32度
問題3:
* (1) 角速度 = 3.14 rad/s
* (2) 速さ = 3.14 m/s
* (3) 回転数 = 0.5 Hz
問題4:
* 速さ = 3.0 m/s
* 加速度 = 6.0 m/s²

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