エレベーターの中に台ばかりがあり、その上におもりを置きます。エレベーターが上向きに $3.2 \ m/s^2$ の加速度で動いているとき、はかりの示す値を求めます。ただし、エレベーターが静止しているとき、はかりは $49 \ N$ を示し、重力加速度の大きさは $g = 9.8 \ m/s^2$ とします(有効数字2桁)。

応用数学力学運動方程式加速度重力
2025/3/28

1. 問題の内容

エレベーターの中に台ばかりがあり、その上におもりを置きます。エレベーターが上向きに 3.2 m/s23.2 \ m/s^2 の加速度で動いているとき、はかりの示す値を求めます。ただし、エレベーターが静止しているとき、はかりは 49 N49 \ N を示し、重力加速度の大きさは g=9.8 m/s2g = 9.8 \ m/s^2 とします(有効数字2桁)。

2. 解き方の手順

まず、エレベーターが静止している状態からおもりの質量 mm を求めます。静止状態では、おもりには重力 mgmg と台ばかりからの垂直抗力(はかりの示す値)が釣り合っています。したがって、
mg=49 Nmg = 49 \ N
m=49g=499.8=5.0 kgm = \frac{49}{g} = \frac{49}{9.8} = 5.0 \ kg
次に、エレベーターが上向きに加速度 a=3.2 m/s2a = 3.2 \ m/s^2 で動いているときを考えます。このとき、おもりには重力 mgmg と台ばかりからの垂直抗力 NN が働いており、おもりは上向きに加速度運動をしています。運動方程式は次のようになります。
Nmg=maN - mg = ma
N=ma+mg=m(a+g)N = ma + mg = m(a + g)
N=5.0×(3.2+9.8)=5.0×13.0=65 NN = 5.0 \times (3.2 + 9.8) = 5.0 \times 13.0 = 65 \ N

3. 最終的な答え

65 N

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