(1) 楕円 $\frac{x^2}{8} + \frac{y^2}{2} = 1$ 上の点 $(2,1)$ における接線の方程式を求め、その方程式を $x + \boxed{\phantom{1}}y - \boxed{\phantom{2}} = 0$ の形で表す。 (2) 曲線 $y = \frac{e^x}{x}$ に $(0,0)$ から引いた接線の方程式を求め、$y = \frac{e^{\boxed{\phantom{3}}}}{\boxed{\phantom{4}}} x$ の形で表す。

解析学接線楕円微分指数関数
2025/6/18

1. 問題の内容

(1) 楕円 x28+y22=1\frac{x^2}{8} + \frac{y^2}{2} = 1 上の点 (2,1)(2,1) における接線の方程式を求め、その方程式を x+1y2=0x + \boxed{\phantom{1}}y - \boxed{\phantom{2}} = 0 の形で表す。
(2) 曲線 y=exxy = \frac{e^x}{x}(0,0)(0,0) から引いた接線の方程式を求め、y=e34xy = \frac{e^{\boxed{\phantom{3}}}}{\boxed{\phantom{4}}} x の形で表す。

2. 解き方の手順

(1) 楕円 x2a2+y2b2=1\frac{x^2}{a^2} + \frac{y^2}{b^2} = 1 上の点 (x1,y1)(x_1, y_1) における接線の方程式は x1xa2+y1yb2=1\frac{x_1x}{a^2} + \frac{y_1y}{b^2} = 1 で与えられる。
この公式を用いると、与えられた楕円 x28+y22=1\frac{x^2}{8} + \frac{y^2}{2} = 1 上の点 (2,1)(2,1) における接線の方程式は、
2x8+1y2=1\frac{2x}{8} + \frac{1y}{2} = 1 となる。
これを整理すると、
x4+y2=1\frac{x}{4} + \frac{y}{2} = 1
両辺に4を掛けると、
x+2y=4x + 2y = 4
したがって、接線の方程式は x+2y4=0x + 2y - 4 = 0 となる。
(2) 曲線 y=exxy = \frac{e^x}{x} 上の点 (t,ett)(t, \frac{e^t}{t}) における接線を考える。
まず、導関数を求める。
y=exxex1x2=ex(x1)x2y' = \frac{e^x \cdot x - e^x \cdot 1}{x^2} = \frac{e^x(x-1)}{x^2}
したがって、点 (t,ett)(t, \frac{e^t}{t}) における接線の傾きは et(t1)t2\frac{e^t(t-1)}{t^2} である。
よって、接線の方程式は
yett=et(t1)t2(xt)y - \frac{e^t}{t} = \frac{e^t(t-1)}{t^2}(x-t)
この接線が原点 (0,0)(0,0) を通るので、
0ett=et(t1)t2(0t)0 - \frac{e^t}{t} = \frac{e^t(t-1)}{t^2}(0-t)
ett=et(t1)t2(t)-\frac{e^t}{t} = \frac{e^t(t-1)}{t^2}(-t)
ett=et(t1)t-\frac{e^t}{t} = -\frac{e^t(t-1)}{t}
1=t11 = t-1
t=2t = 2
よって、接点は (2,e22)(2, \frac{e^2}{2}) であり、接線の傾きは e2(21)22=e24\frac{e^2(2-1)}{2^2} = \frac{e^2}{4} である。
したがって、接線の方程式は y=e24xy = \frac{e^2}{4} x となる。

3. 最終的な答え

(1) x+2y4=0x + 2y - 4 = 0
(2) y=e24xy = \frac{e^2}{4} x

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