二次方程式の解を α と β とする。解と係数の関係より、 α+β=a2−4a+5 αβ=5a(a−4)=5a2−20a 解の差の絶対値が 8 であるから、∣α−β∣=8。両辺を2乗して (α−β)2=64。 (α−β)2=(α+β)2−4αβ であるから、 (a2−4a+5)2−4(5a2−20a)=64 (a2−4a+5)2−20a2+80a−64=0 (a4−8a3+26a2−40a+25)−20a2+80a−64=0 a4−8a3+6a2+40a−39=0 この方程式を解く。自然数解を探すため、因数定理を用いる。
a=1 のとき 1−8+6+40−39=0 となるので、a−1 を因数にもつ。 a=3 のとき 81−8(27)+6(9)+40(3)−39=81−216+54+120−39=255−255=0 となるので、a−3 を因数にもつ。 a4−8a3+6a2+40a−39=(a−1)(a−3)(a2−4a−13)=0 a=1 または a=3 または a2−4a−13=0 a2−4a−13=0 の解は a=24±16+52=24±68=2±17 となり、自然数ではない。 したがって、a=1 または a=3。 a=1 のとき、方程式は x2−(1−4+5)x+5(1)(1−4)=0 より x2−2x−15=0。 (x−5)(x+3)=0 より x=5,−3。解の差の絶対値は ∣5−(−3)∣=8。 a=3 のとき、方程式は x2−(9−12+5)x+5(3)(3−4)=0 より x2−2x−15=0。 (x−5)(x+3)=0 より x=5,−3。解の差の絶対値は ∣5−(−3)∣=8。 問題文に「aの値は2つあり」と書かれているので、計算間違いがある。再度確認。
x2−(a2−4a+5)x+5a(a−4)=0 α+β=a2−4a+5 αβ=5a2−20a (α−β)2=64 (α+β)2−4αβ=64 (a2−4a+5)2−4(5a2−20a)=64 a4+16a2+25−8a3+10a2−40a−20a2+80a−64=0 a4−8a3+6a2+40a−39=0 (a−1)(a3−7a2−a+39)=0 (a−1)(a−3)(a2−4a−13)=0 a=1,3,2±17 2+17≈2+4.12=6.12 2−17<0 a4−8a3+6a2+40a−39=0にa=6,7を代入してみる。 a=6のとき 1296−8(216)+6(36)+40(6)−39=1296−1728+216+240−39=1752−1767=−15=0 a=7のとき 2401−8(343)+6(49)+40(7)−39=2401−2744+294+280−39=2975−2783=192=0 因数分解が間違っている。
a4−8a3+6a2+40a−39=0 (a−1)(a3−7a2−a+39)=0 a=3は、a3−7a2−a+39=27−63−3+39=66−66=0 を満たすので、a−3 で割り切れる。 a3−7a2−a+39=(a−3)(a2−4a−13)=0 したがって、a=1またはa=3またはa2−4a−13=0。a2−4a−13=0 の解はa=2±17。 これらのうち自然数であるのは a=1,3。問題文のa=6,7ではない。