2次方程式 $x^2 - mx + m^2 - 3m - 9 = 0$ が異なる2つの虚数解を持つような $m$ の範囲を求めます。

代数学二次方程式判別式虚数解不等式
2025/6/18

1. 問題の内容

2次方程式 x2mx+m23m9=0x^2 - mx + m^2 - 3m - 9 = 0 が異なる2つの虚数解を持つような mm の範囲を求めます。

2. 解き方の手順

2次方程式が異なる2つの虚数解を持つための条件は、判別式 DD が負であることです。判別式 DD は、D=b24acD = b^2 - 4ac で与えられます。
今回の2次方程式 x2mx+m23m9=0x^2 - mx + m^2 - 3m - 9 = 0 において、a=1a = 1, b=mb = -m, c=m23m9c = m^2 - 3m - 9 です。
したがって、判別式 DD
D=(m)24(1)(m23m9)D = (-m)^2 - 4(1)(m^2 - 3m - 9)
D=m24m2+12m+36D = m^2 - 4m^2 + 12m + 36
D=3m2+12m+36D = -3m^2 + 12m + 36
2次方程式が異なる2つの虚数解を持つためには、D<0D < 0 である必要があります。
3m2+12m+36<0-3m^2 + 12m + 36 < 0
両辺を 3-3 で割ると (不等号の向きが変わります)
m24m12>0m^2 - 4m - 12 > 0
この不等式を解くために、まず m24m12=0m^2 - 4m - 12 = 0 を解きます。
(m6)(m+2)=0(m - 6)(m + 2) = 0
よって、m=6m = 6 または m=2m = -2 です。
m24m12>0m^2 - 4m - 12 > 0 は、放物線 y=m24m12y = m^2 - 4m - 12y>0y > 0 となる範囲を求めることと同じです。
m<2m < -2 または m>6m > 6

3. 最終的な答え

m<2m < -2 または m>6m > 6

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