円 $x^2 + y^2 = 10$ と直線 $y = 3x + m$ が共有点をもたないとき、定数 $m$ の値の範囲を求める問題です。

幾何学直線共有点点と直線の距離不等式
2025/6/18

1. 問題の内容

x2+y2=10x^2 + y^2 = 10 と直線 y=3x+my = 3x + m が共有点をもたないとき、定数 mm の値の範囲を求める問題です。

2. 解き方の手順

円と直線が共有点をもたない条件は、円の中心と直線との距離が円の半径よりも大きいことです。
x2+y2=10x^2 + y^2 = 10 の中心は原点 (0,0)(0, 0) であり、半径は 10\sqrt{10} です。
直線 y=3x+my = 3x + m3xy+m=03x - y + m = 0 と変形します。
原点 (0,0)(0, 0) と直線 3xy+m=03x - y + m = 0 との距離 dd は、点と直線の距離の公式より、
d=3(0)(0)+m32+(1)2=m10d = \frac{|3(0) - (0) + m|}{\sqrt{3^2 + (-1)^2}} = \frac{|m|}{\sqrt{10}}
円と直線が共有点をもたないためには、d>10d > \sqrt{10} である必要があります。
m10>10\frac{|m|}{\sqrt{10}} > \sqrt{10}
m>10|m| > 10
したがって、m>10m > 10 または m<10m < -10 となります。

3. 最終的な答え

m<10m < -10, m>10m > 10

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