$a$ を正の定数とするとき、関数 $y = -x^2 + 2x + 1$ の $0 \le x \le a$ における最大値を求めよ。

代数学二次関数最大値場合分け放物線
2025/6/18

1. 問題の内容

aa を正の定数とするとき、関数 y=x2+2x+1y = -x^2 + 2x + 10xa0 \le x \le a における最大値を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、与えられた関数を平方完成します。
y=x2+2x+1=(x22x)+1=(x22x+11)+1=(x1)2+1+1=(x1)2+2y = -x^2 + 2x + 1 = -(x^2 - 2x) + 1 = -(x^2 - 2x + 1 - 1) + 1 = -(x-1)^2 + 1 + 1 = -(x-1)^2 + 2
したがって、この関数は頂点が (1,2)(1, 2) の上に凸な放物線です。定義域は 0xa0 \le x \le a です。
最大値を与える xx の値は、定義域と頂点の位置関係によって場合分けされます。
(i) 0<a<10 < a < 1 のとき、定義域の範囲内で xx11 に最も近いのは x=ax = a なので、x=ax = a で最大値をとります。
このとき、最大値は y=a2+2a+1y = -a^2 + 2a + 1 です。
(ii) a=1a = 1 のとき、x=1x=1で最大値を取るので、x=1x=1で最大値は22
(iii) a>1a > 1 のとき、定義域内に頂点 x=1x = 1 が含まれるので、x=1x = 1 で最大値をとります。
このとき、最大値は y=(11)2+2=2y = -(1-1)^2 + 2 = 2 です。
したがって、
(i) 0<a<10 < a < 1 のとき、最大値は a2+2a+1-a^2 + 2a + 1
(ii) a=1a = 1 のとき、最大値は 22
(iii) a>1a > 1 のとき、最大値は 22
これらをまとめると、
0<a10 < a \le 1 のとき、最大値は 22
a>1a > 1のとき、最大値は
2.
まとめると、
(i) 0<a10 < a \le 1 のとき、最大値 22
(ii) a>1a > 1 のとき、最大値 22.
この問題の場合、頂点のx座標が定義域に含まれるかどうかで場合分けするのが適切。
(i) 0<a<10 < a < 1のとき、最大値はa2+2a+1-a^2 + 2a + 1
(ii) 1a1 \le aのとき、最大値は22

3. 最終的な答え

0<a<10 < a < 1 のとき、最大値は a2+2a+1-a^2 + 2a + 1
1a1 \le a のとき、最大値は 22

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