2つの続いた整数の平方の和が奇数になることを証明する問題です。

数論整数の性質証明平方奇数偶数
2025/6/18

1. 問題の内容

2つの続いた整数の平方の和が奇数になることを証明する問題です。

2. 解き方の手順

1. 連続する2つの整数を $n$ と $n+1$ とおく。($n$ は整数)

2. これらの整数の平方の和を計算する。

3. 平方の和を整理して、奇数であることを示す。

連続する2つの整数を nnn+1n+1 とすると、これらの平方の和は、
n2+(n+1)2n^2 + (n+1)^2
と表せる。
これを展開し、整理すると、
n2+(n2+2n+1)=2n2+2n+1n^2 + (n^2 + 2n + 1) = 2n^2 + 2n + 1
2n2+2n+1=2(n2+n)+12n^2 + 2n + 1 = 2(n^2 + n) + 1
nn が整数であるから、n2+nn^2 + n も整数である。したがって、2(n2+n)2(n^2 + n) は偶数である。
偶数に1を足すと奇数になるので、2(n2+n)+12(n^2 + n) + 1 は奇数である。
したがって、連続する2つの整数の平方の和は奇数である。

3. 最終的な答え

連続する2つの整数の平方の和は奇数である。

「数論」の関連問題

14番の問題について解答します。 自然数の列をある規則に従って群に分けます。第 $n$ 群には $(2n-1)$ 個の数が入ります。 (1) 第 $n$ 群の最初の自然数を $n$ の式で表してくださ...

数列等差数列
2025/6/19

次の2つの不定方程式の整数解をすべて求めます。 (1) $17x + 5y = 1$ (2) $27x - 13y = 2$

不定方程式整数解ユークリッドの互除法
2025/6/19

$8177 = 3315 \times 2 + 1547$

最大公約数ユークリッドの互除法既約分数約分
2025/6/19

2つの続いた奇数について、大きい方の数の平方から小さい方の数の平方を引いた差が8の倍数になることを証明します。

整数の性質代数証明偶数と奇数
2025/6/19

$n$は自然数である。$\frac{n^3}{160}$が自然数となるような最小の$n$を求め、さらに$\sqrt{\frac{n^3}{160}}$が自然数となるような最小の$n$を求める。

整数の性質素因数分解立方根平方根
2025/6/19

$\sqrt{14-a}$ の値が整数となるような自然数 $a$ の値をすべて求める問題です。

平方根整数自然数
2025/6/18

(1) $n$が自然数のとき、$n^5 - n$は5の倍数であることを証明する。 (2) $n$が奇数のとき、$n^2 - 1$は8の倍数であることを証明する。 (3) $n$が奇数のとき、$n^5 ...

整数の性質倍数因数分解数学的帰納法
2025/6/18

$n$ を自然数とするとき、$n$, $n+2$, $n+4$ が全て素数であるのは、$n=3$ の場合だけであることを示せ。

素数整数の性質合同式
2025/6/18

$n$ を自然数とするとき、$n$, $n+2$, $n+4$ がすべて素数であるのは $n=3$ の場合だけであることを示す。ただし、すべての自然数は $3k-2$, $3k-1$, $3k$ ($...

素数整数の性質合同式場合分け
2025/6/18

$n$ が2以上の整数のとき、$n^3 - n$ が6で割り切れることを示す問題です。

整数の性質割り算因数分解倍数
2025/6/18