問題1は、立方体 $ABCDEFGH$ において、与えられたベクトルの組が1次独立か1次従属かを判定する問題です。 問題2は、ベクトル $\vec{a}, \vec{b}, \vec{c}$ が与えられたとき、ベクトル積 $\vec{b} \times \vec{c}$ を計算し、$\vec{a} \times (\vec{b} \times \vec{c}) = (\vec{a} \cdot \vec{c})\vec{b} - (\vec{a} \cdot \vec{b})\vec{c}$ が成立することを示す問題です。
2025/6/18
1. 問題の内容
問題1は、立方体 において、与えられたベクトルの組が1次独立か1次従属かを判定する問題です。
問題2は、ベクトル が与えられたとき、ベクトル積 を計算し、 が成立することを示す問題です。
2. 解き方の手順
問題1:
立方体の辺の長さを1とする。
- と は1次独立。なぜなら、 と は異なる方向を向いているため、一方を他方で表すことはできない。
- と は1次独立。なぜなら、とは異なる方向を向いており、一方が他方のスカラー倍で表せない。
- と は1次独立。なぜなら、とは異なる方向を向いており、一方が他方のスカラー倍で表せない。
- と は1次従属。なぜなら、かつなので、。
- は1次独立。これらは互いに直交する方向を向いているため、線形結合で他のベクトルを表すことはできない。
- は1次独立。これらは互いに直交する方向を向いているため、線形結合で他のベクトルを表すことはできない。
- は1次従属。なぜなら、が2回出現しているから。
- は1次独立。
- は1次独立。
- は1次独立。
問題2:(1)
に対して、 は以下の通り計算できます。
問題2:(2)
を示す。
とする。
を計算する。
との各成分を比較すると、等しいことがわかる。
3. 最終的な答え
問題1:
() {AC, AD}
() {AB, AG}
() {AE, HD}
() {AD, FC}
() {BC, BA, BF}
() {EF, EG, EH}
() {AB, AB, AC}
() {BD, BG, BH}
() {AG, EF, BG}
() {AB, BF, DG}
問題2:(1)
問題2:(2)
が成立する。