放物線 $y = 2x^2 - 4x + 5$ の頂点Pについて、以下の問いに答えます。 (1) x軸に関して点Pと対称な点Qの座標を求めます。 (2) この放物線とx軸に関して対称な放物線の方程式を求めます。
2025/6/18
はい、承知いたしました。問題9から問題14を解きます。
**問題9**
1. 問題の内容
放物線 の頂点Pについて、以下の問いに答えます。
(1) x軸に関して点Pと対称な点Qの座標を求めます。
(2) この放物線とx軸に関して対称な放物線の方程式を求めます。
2. 解き方の手順
(1) まず、放物線 の頂点Pの座標を求めます。平方完成を行うと、
よって、頂点Pの座標は(1, 3)です。x軸に関して点Pと対称な点Qの座標は、x座標は変わらず、y座標の符号が変わるので、Q(1, -3)となります。
(2) 放物線 とx軸に関して対称な放物線の方程式は、をに置き換えることで得られます。
3. 最終的な答え
(1) 点Qの座標: (1, -3)
(2) 対称な放物線の方程式:
**問題10**
1. 問題の内容
1次関数 のグラフが、x軸、y軸と交わる点をそれぞれA, Bとします。点P(x, y)が線分AB上を動くとき、以下の問いに答えます。
(1) をで表します。
(2) 線分の長さの最小値を求めます。
2. 解き方の手順
(1) A, Bの座標を求めます。
x軸との交点A: より、 なので 。したがってA(5, 0)。
y軸との交点B: より、。したがってB(0, 10)。
点P(x, y)は線分AB上にあるので、 が成り立ちます。
に を代入すると、
(2) の最小値を求めます。 を平方完成します。
の最小値はのとき20です。ここで、点Pが線分AB上にある条件を確認します。
のとき、。
点P(4, 2)は線分AB上にあります( かつ を満たす)。
したがって、 が最小値です。
3. 最終的な答え
(1)
(2) の最小値:
**問題11**
1. 問題の内容
は定数とします。関数 () について、以下の問いに答えよ。
(1) 最小値を求めよ。
(2) 最大値を求めよ。
2. 解き方の手順
(1) であるから、この関数のグラフは下に凸の放物線で、軸は である。
定義域 における最小値を考える。
(i) すなわち のとき、最小値は で
(ii) すなわち のとき、最小値は で
(iii) のとき、最小値は で
(2) 定義域 における最大値を考える。
(i) すなわち のとき、最大値は で
(ii) のとき、最大値は で
(iii) すなわち のとき、
すなわち のとき、最大値は で
すなわち のとき、最大値は で
のとき、最大値は および で
3. 最終的な答え
(1) 最小値:
* のとき
* のとき
* のとき
(2) 最大値:
* のとき
* のとき
**問題12**
1. 問題の内容
2次関数 について、 の範囲での値が常に負となるように、定数の値の範囲を定めよ。
2. 解き方の手順
とする。
において、 となる条件を考える。
の最小値が負であればよい。
軸 は に含まれるので、最小値は
なので、すべての実数について、
から、 または
または
の値が常に負となるためには、 または が必要である。
3. 最終的な答え
**問題13**
1. 問題の内容
2次関数 のグラフは、定数の値に関係なく常に軸と共有点をもつことを示せ。
2. 解き方の手順
判別式
であるから、定数の値に関係なく常に軸と共有点をもつ。
3. 最終的な答え
であるから、題意は示された。
**問題14**
1. 問題の内容
2次方程式 が、次のような実数解をもつように、定数の値の範囲を定めよ。
(1) 異なる2つの正の解
(2) 異なる2つの負の解
(3) 正の解と負の解
2. 解き方の手順
判別式を とする。
(1) 異なる2つの正の解
より、 なので、 または
軸 より、
より、
以上より、
(2) 異なる2つの負の解
より、 または
軸 より、
より、
以上より、
(3) 正の解と負の解
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)