2次方程式 $x^2 + mx - m + 3 = 0$ が重解を持つような定数 $m$ の値を求め、そのときの重解を求める問題です。

代数学二次方程式判別式重解
2025/6/18

1. 問題の内容

2次方程式 x2+mxm+3=0x^2 + mx - m + 3 = 0 が重解を持つような定数 mm の値を求め、そのときの重解を求める問題です。

2. 解き方の手順

2次方程式が重解を持つ条件は、判別式 DDD=0D=0 となることです。
判別式 DD は、D=b24acD = b^2 - 4ac で求められます。
この問題の2次方程式 x2+mxm+3=0x^2 + mx - m + 3 = 0 において、a=1a = 1, b=mb = m, c=m+3c = -m + 3 です。
したがって、判別式は
D=m24(1)(m+3)=m2+4m12D = m^2 - 4(1)(-m + 3) = m^2 + 4m - 12
D=0D = 0 となる mm の値を求めます。
m2+4m12=0m^2 + 4m - 12 = 0
(m+6)(m2)=0(m + 6)(m - 2) = 0
m=6m = -6 または m=2m = 2
それぞれの mm の値に対して重解を求めます。
(i) m=6m = -6 のとき、x26x+9=0x^2 - 6x + 9 = 0 となり、 (x3)2=0(x - 3)^2 = 0 なので、x=3x = 3 が重解です。
(ii) m=2m = 2 のとき、x2+2x+1=0x^2 + 2x + 1 = 0 となり、 (x+1)2=0(x + 1)^2 = 0 なので、x=1x = -1 が重解です。

3. 最終的な答え

m=6m = -6 のとき、重解は x=3x = 3
m=2m = 2 のとき、重解は x=1x = -1

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