与えられた関数 $f(x,y)$ について、以下の問いに答えます。ただし、$c$ は定数です。 (1) $c=0$ のとき、$f_x(0,0)$ と $f_y(0,0)$ を求めます。 (2) $c=1$ のとき、$f_x(0,0)$ と $f_y(0,0)$ を求めます。 (3) $c=0$ のとき、$f_{xy}(0,0)$ と $f_{yx}(0,0)$ を求めます。 ただし、問題文に $f(x,y)$ が明示されていません。問題を解くためには、$f(x,y)$ の具体的な式が必要です。ここでは、$f(x,y) = \frac{x^2y}{x^2+y^2}$(ただし$(x,y) \neq (0,0)$ のとき)とし、$f(0,0)=0$ と仮定して進めます。

解析学偏微分極限混合偏導関数
2025/6/19

1. 問題の内容

与えられた関数 f(x,y)f(x,y) について、以下の問いに答えます。ただし、cc は定数です。
(1) c=0c=0 のとき、fx(0,0)f_x(0,0)fy(0,0)f_y(0,0) を求めます。
(2) c=1c=1 のとき、fx(0,0)f_x(0,0)fy(0,0)f_y(0,0) を求めます。
(3) c=0c=0 のとき、fxy(0,0)f_{xy}(0,0)fyx(0,0)f_{yx}(0,0) を求めます。
ただし、問題文に f(x,y)f(x,y) が明示されていません。問題を解くためには、f(x,y)f(x,y) の具体的な式が必要です。ここでは、f(x,y)=x2yx2+y2f(x,y) = \frac{x^2y}{x^2+y^2}(ただし(x,y)(0,0)(x,y) \neq (0,0) のとき)とし、f(0,0)=0f(0,0)=0 と仮定して進めます。

2. 解き方の手順

(1) c=0c=0 のとき:
f(x,y)=x2yx2+y2f(x,y) = \frac{x^2y}{x^2+y^2}(ただし(x,y)(0,0)(x,y) \neq (0,0) のとき)とし、f(0,0)=0f(0,0)=0 と仮定。
fx(0,0)f_x(0,0) は次の式で定義されます。
fx(0,0)=limh0f(h,0)f(0,0)hf_x(0,0) = \lim_{h \to 0} \frac{f(h,0) - f(0,0)}{h}
f(h,0)=h20h2+02=0f(h,0) = \frac{h^2 \cdot 0}{h^2 + 0^2} = 0 なので、
fx(0,0)=limh000h=0f_x(0,0) = \lim_{h \to 0} \frac{0 - 0}{h} = 0
fy(0,0)f_y(0,0) は次の式で定義されます。
fy(0,0)=limk0f(0,k)f(0,0)kf_y(0,0) = \lim_{k \to 0} \frac{f(0,k) - f(0,0)}{k}
f(0,k)=02k02+k2=0f(0,k) = \frac{0^2 \cdot k}{0^2 + k^2} = 0 なので、
fy(0,0)=limk000k=0f_y(0,0) = \lim_{k \to 0} \frac{0 - 0}{k} = 0
(2) c=1c=1 のとき:
f(x,y)=x2yx2+y2+x+yf(x,y) = \frac{x^2y}{x^2+y^2} + x + y(ただし(x,y)(0,0)(x,y) \neq (0,0) のとき)とし、f(0,0)=0f(0,0)=0 と仮定。
fx(0,0)=limh0f(h,0)f(0,0)hf_x(0,0) = \lim_{h \to 0} \frac{f(h,0) - f(0,0)}{h}
f(h,0)=h20h2+02+h+0=hf(h,0) = \frac{h^2 \cdot 0}{h^2 + 0^2} + h + 0 = h なので、
fx(0,0)=limh0h0h=1f_x(0,0) = \lim_{h \to 0} \frac{h - 0}{h} = 1
fy(0,0)=limk0f(0,k)f(0,0)kf_y(0,0) = \lim_{k \to 0} \frac{f(0,k) - f(0,0)}{k}
f(0,k)=02k02+k2+0+k=kf(0,k) = \frac{0^2 \cdot k}{0^2 + k^2} + 0 + k = k なので、
fy(0,0)=limk0k0k=1f_y(0,0) = \lim_{k \to 0} \frac{k - 0}{k} = 1
(3) c=0c=0 のとき:
fx(x,y)=2xy(x2+y2)x2y(2x)(x2+y2)2=2xy3(x2+y2)2f_x(x,y) = \frac{2xy(x^2+y^2) - x^2y(2x)}{(x^2+y^2)^2} = \frac{2xy^3}{(x^2+y^2)^2}
fy(x,y)=x2(x2+y2)x2y(2y)(x2+y2)2=x4x2y2(x2+y2)2f_y(x,y) = \frac{x^2(x^2+y^2) - x^2y(2y)}{(x^2+y^2)^2} = \frac{x^4-x^2y^2}{(x^2+y^2)^2}
fxy(0,0)=limk0fx(0,k)fx(0,0)kf_{xy}(0,0) = \lim_{k \to 0} \frac{f_x(0,k) - f_x(0,0)}{k}
fx(0,k)=20k3(02+k2)2=0f_x(0,k) = \frac{2 \cdot 0 \cdot k^3}{(0^2+k^2)^2} = 0 なので、fxy(0,0)=0f_{xy}(0,0) = 0
fyx(0,0)=limh0fy(h,0)fy(0,0)hf_{yx}(0,0) = \lim_{h \to 0} \frac{f_y(h,0) - f_y(0,0)}{h}
fy(h,0)=h4h202(h2+02)2=h4h4=1f_y(h,0) = \frac{h^4-h^2 \cdot 0^2}{(h^2+0^2)^2} = \frac{h^4}{h^4} = 1 なので、fyx(0,0)=limh010hf_{yx}(0,0) = \lim_{h \to 0} \frac{1 - 0}{h} となりますが、これは存在しません。
fy(0,0)=0f_y(0,0) = 0 なので、fy(h,0)fy(0,0)=10=1f_y(h,0) - f_y(0,0) = 1-0 = 1. よって、fyx(0,0)f_{yx}(0,0) は存在しません.
実際には、fx(0,y)=0f_x(0,y) = 0 および fy(x,0)=1f_y(x,0) = 1 を使うと、
fxy(0,0)=limk0fx(0,k)fx(0,0)k=limk000k=0f_{xy}(0,0) = \lim_{k \to 0} \frac{f_x(0,k)-f_x(0,0)}{k} = \lim_{k \to 0} \frac{0-0}{k} = 0
fyx(0,0)=limh0fy(h,0)fy(0,0)h=limh010hf_{yx}(0,0) = \lim_{h \to 0} \frac{f_y(h,0)-f_y(0,0)}{h} = \lim_{h \to 0} \frac{1-0}{h} は存在しません。したがって,fyx(0,0)f_{yx}(0,0) は定義できません。
問題文が不完全で、f(x,y)f(x,y) が与えられていません。上記は、f(x,y)=x2yx2+y2f(x,y) = \frac{x^2y}{x^2+y^2} と仮定した場合の結果です。もし f(x,y)f(x,y) が異なる関数であれば、答えも変わります。
特に、混合偏導関数 fxyf_{xy}fyxf_{yx} を求める際には、関数の定義に注意が必要です。

3. 最終的な答え

f(x,y)=x2yx2+y2f(x,y) = \frac{x^2y}{x^2+y^2} (if (x,y)(0,0)(x,y) \neq (0,0)) and f(0,0)=0f(0,0)=0 の仮定のもとでは:
(1) fx(0,0)=0f_x(0,0) = 0, fy(0,0)=0f_y(0,0) = 0
(2) fx(0,0)=1f_x(0,0) = 1, fy(0,0)=1f_y(0,0) = 1 (ここで、f(x,y)=x2yx2+y2+x+yf(x,y) = \frac{x^2y}{x^2+y^2} + x + y と仮定)
(3) fxy(0,0)=0f_{xy}(0,0) = 0, fyx(0,0)f_{yx}(0,0) は存在しない。

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