平面 $\pi: x + y - 2z + 1 = 0$ と点 $A(4, 1, -3)$ が与えられている。 (1) 点 $A$ を通り、平面 $\pi$ に垂直な直線 $l$ の方程式を求める。 (2) 直線 $l$ と平面 $\pi$ の交点 $B$ の座標を求める。

幾何学空間ベクトル平面の方程式直線のベクトル方程式交点
2025/6/19

1. 問題の内容

平面 π:x+y2z+1=0\pi: x + y - 2z + 1 = 0 と点 A(4,1,3)A(4, 1, -3) が与えられている。
(1) 点 AA を通り、平面 π\pi に垂直な直線 ll の方程式を求める。
(2) 直線 ll と平面 π\pi の交点 BB の座標を求める。

2. 解き方の手順

(1) 平面 π\pi に垂直な直線 ll の方向ベクトルは、平面 π\pi の法線ベクトルに平行である。平面 π\pi の方程式 x+y2z+1=0x + y - 2z + 1 = 0 から、法線ベクトルは n=(1,1,2)\vec{n} = (1, 1, -2) である。したがって、直線 ll の方程式は、パラメータ tt を用いて
x41=y11=z+32=t \frac{x - 4}{1} = \frac{y - 1}{1} = \frac{z + 3}{-2} = t
と表せる。よって、直線 ll の方程式は
x=t+4 x = t + 4
y=t+1 y = t + 1
z=2t3 z = -2t - 3
と表せる。
(2) 直線 ll と平面 π\pi の交点 BB の座標を求める。交点 BB は直線 ll 上にあるので、その座標は (t+4,t+1,2t3)(t + 4, t + 1, -2t - 3) と表せる。また、交点 BB は平面 π\pi 上にもあるので、その座標は平面 π\pi の方程式を満たす。
(t+4)+(t+1)2(2t3)+1=0 (t + 4) + (t + 1) - 2(-2t - 3) + 1 = 0
t+4+t+1+4t+6+1=0 t + 4 + t + 1 + 4t + 6 + 1 = 0
6t+12=0 6t + 12 = 0
t=2 t = -2
したがって、交点 BB の座標は
x=2+4=2 x = -2 + 4 = 2
y=2+1=1 y = -2 + 1 = -1
z=2(2)3=43=1 z = -2(-2) - 3 = 4 - 3 = 1
よって、交点 BB の座標は (2,1,1)(2, -1, 1) である。

3. 最終的な答え

(1) 直線 ll の方程式:
x=t+4,y=t+1,z=2t3 x = t + 4, \quad y = t + 1, \quad z = -2t - 3
または、
x41=y11=z+32 \frac{x - 4}{1} = \frac{y - 1}{1} = \frac{z + 3}{-2}
(2) 交点 BB の座標:(2,1,1)(2, -1, 1)

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