1. 問題の内容
問題は、以下の2つの関数の 階導関数を求めることです。
(i)
(ii)
2. 解き方の手順
(i) の 階導関数を求めます。
ライプニッツの公式を用いることを考えます。ライプニッツの公式とは、
です。ここで、, とおくと、
,
, , ...,
となります。したがって、ライプニッツの公式より、
となります。ここで、 の微分は2回以上行うと0になるため、 の項はすべて0になります。つまり、
(ii) の 階導関数を求めます。
の導関数をいくつか計算してみると、
となることから、
と予想できます。これを数学的帰納法で証明します。
のとき、 なので成り立ちます。
のとき、 が成り立つと仮定します。
のとき、
したがって、のときも成り立ちます。
よって、数学的帰納法により、 が証明されました。
3. 最終的な答え
(i)
(ii)