2の補数表現で表された2進数の減算を、2の補数を用いた加算によって計算する問題です。以下の2つの計算を行います。 (1) $(01101)_2 - (00110)_2$ (2) $(00110)_2 - (01101)_2$ 計算の過程を示し、結果が正の数の場合はそのまま、負の数の場合は2の補数を求めて表現します。最上位桁からの繰り上がり（キャリー）がある場合は無視します。

1. 問題の内容

2の補数表現で表された2進数の減算を、2の補数を用いた加算によって計算する問題です。以下の2つの計算を行います。

(1) $(01101)_2 - (00110)_2$

(2) $(00110)_2 - (01101)_2$

計算の過程を示し、結果が正の数の場合はそのまま、負の数の場合は2の補数を求めて表現します。最上位桁からの繰り上がり（キャリー）がある場合は無視します。

2. 解き方の手順

(1) $(01101)_2 - (00110)_2$

- まず、引く数 $(00110)_2$ の2の補数を求めます。

- 2の補数は、ビットを反転させて1を加えることで求められます。

- $(00110)_2$ のビット反転は $(11001)_2$ となります。

- $(11001)_2$ に1を加えると $(11010)_2$ となります。これが $(00110)_2$ の2の補数です。

- 次に、$(01101)_2$ に $(11010)_2$ を加算します。

$01101 + 11010 = 100111$

- 最上位桁からの繰り上がり（キャリー）があるので、これを無視します。

- 結果は $(00111)_2$ となります。符号ビットは0なので、そのまま正の数です。

(2) $(00110)_2 - (01101)_2$

- まず、引く数 $(01101)_2$ の2の補数を求めます。

- $(01101)_2$ のビット反転は $(10010)_2$ となります。

- $(10010)_2$ に1を加えると $(10011)_2$ となります。これが $(01101)_2$ の2の補数です。

- 次に、$(00110)_2$ に $(10011)_2$ を加算します。

$00110 + 10011 = 11001$

- 結果は $(11001)_2$ となります。符号ビットは1なので、結果は負の数です。

- 負の数の絶対値を求めるために、 $(11001)_2$ の2の補数を求めます。

- $(11001)_2$ のビット反転は $(00110)_2$ となります。

- $(00110)_2$ に1を加えると $(00111)_2$ となります。

- したがって、$(11001)_2$ は $- (00111)_2$ を表します。

3. 最終的な答え

(1) $(00111)_2$

(2) $-(00111)_2$