与えられた3つの命題について、逆、対偶、裏をそれぞれ述べ、それらの真偽を判定する。 (1) $x^2 = 1 \implies x = -1$ (2) $x = 3 \land y = 2 \implies x + y = 5$ (3) $n$ は10の倍数 $\implies n$ は2の倍数
2025/6/19
1. 問題の内容
与えられた3つの命題について、逆、対偶、裏をそれぞれ述べ、それらの真偽を判定する。
(1)
(2)
(3) は10の倍数 は2の倍数
2. 解き方の手順
(1)
* 元の命題:。のときもを満たすので、偽。
* 逆:。ならばなので、真。
* 裏:。例えば、のとき、は偽、は真。ならば、かつであるので、は真とは限らないので偽。のとき、となるので、は偽となり、偽偽であり真となる。
* 対偶:。のとき、は真、は偽なので、偽。対偶は元の命題の真偽と一致する。
(2)
* 元の命題:。かつならばなので、真。
* 逆:。例えば、のとき、だが、は偽なので、偽。
* 裏:。は、と同値。例えば、のとき、は真だが、は偽なので、偽。
* 対偶:。。元の命題が真なので、対偶も真。
(3) は10の倍数 は2の倍数
* 元の命題: は10の倍数 は2の倍数。 (kは整数)と表せるので、となり、nは2の倍数。真。
* 逆: は2の倍数 は10の倍数。 (kは整数)と表せる。k = 1のとき、n = 2となり、nは2の倍数だが10の倍数ではないので、偽。
* 裏: は10の倍数でない は2の倍数でない。例えば、のとき、 は10の倍数でないは真、 は2の倍数でないは偽なので、偽。
* 対偶: は2の倍数でない は10の倍数でない。元の命題が真なので、対偶も真。
3. 最終的な答え
(1)
* 元の命題: 偽
* 逆: 真
* 裏: 偽
* 対偶: 偽
(2)
* 元の命題: 真
* 逆: 偽
* 裏: 偽
* 対偶: 真
(3) は10の倍数 は2の倍数
* 元の命題: 真
* 逆: 偽
* 裏: 偽
* 対偶: 真