$\overrightarrow{AB} = B - A = (1 - 1, -1 - 1, 1 - (-1)) = (0, -2, 2)$ $\overrightarrow{BC} = C - B = (1 - 1, 1 - (-1), -1 - 1) = (0, 2, -2)$

幾何学ベクトル内積外積単位ベクトル空間ベクトル角度
2025/6/19
## 問題の解答
###

1. 問題の内容

2. 3点 $A(1, 1, -1)$, $B(1, -1, 1)$, $C(1, 1, -1)$ が与えられている。ベクトル $\overrightarrow{AB}$ と $\overrightarrow{BC}$ の両方に垂直な単位ベクトルを求めよ。

3. (1) ベクトル $\vec{a} = (1, \sqrt{3})$ と $\vec{b} = (-1, \sqrt{3})$ のなす角 $\theta$ を求めよ。

(2) ベクトル a=(1,1,2)\vec{a} = (1, -1, -2)b=(1,2,1)\vec{b} = (1, 2, 1) のなす角 φ\varphi を求めよ。
###

2. 解き方の手順

####

2. の問題

1. $\overrightarrow{AB}$ と $\overrightarrow{BC}$ を求める。

AB=BA=(11,11,1(1))=(0,2,2)\overrightarrow{AB} = B - A = (1 - 1, -1 - 1, 1 - (-1)) = (0, -2, 2)
BC=CB=(11,1(1),11)=(0,2,2)\overrightarrow{BC} = C - B = (1 - 1, 1 - (-1), -1 - 1) = (0, 2, -2)

2. $\overrightarrow{AB}$ と $\overrightarrow{BC}$ の外積を計算する。

AB×BC=(022)×(022)=((2)(2)(2)(2)(2)(0)(0)(2)(0)(2)(2)(0))=(440000)=(000)\overrightarrow{AB} \times \overrightarrow{BC} = \begin{pmatrix} 0 \\ -2 \\ 2 \end{pmatrix} \times \begin{pmatrix} 0 \\ 2 \\ -2 \end{pmatrix} = \begin{pmatrix} (-2)(-2) - (2)(2) \\ (2)(0) - (0)(-2) \\ (0)(2) - (-2)(0) \end{pmatrix} = \begin{pmatrix} 4 - 4 \\ 0 - 0 \\ 0 - 0 \end{pmatrix} = \begin{pmatrix} 0 \\ 0 \\ 0 \end{pmatrix}
外積がゼロベクトルなので、AB\overrightarrow{AB}BC\overrightarrow{BC}は平行です。問題文に誤りがある可能性があります。AB\overrightarrow{AB}AC\overrightarrow{AC} が垂直であるとして問題を解きます。
AC=CA=(11,11,1(1))=(0,0,0)\overrightarrow{AC} = C - A = (1-1, 1-1, -1-(-1)) = (0,0,0).
AC\overrightarrow{AC} もゼロベクトルなので、問題文に誤りがあります。ここではベクトル AB\overrightarrow{AB} に垂直で、zz成分が正の単位ベクトルを求めます。
AB=(0,2,2)\overrightarrow{AB}=(0, -2, 2) に垂直なベクトルを n=(x,y,z)\vec{n} = (x,y,z) とすると、ABn=0\overrightarrow{AB} \cdot \vec{n} = 0 より、2y+2z=0-2y + 2z = 0 すなわち y=zy = z となります。よって、n=(x,y,y)\vec{n} = (x, y, y) と表せます。単位ベクトルなので、n=1|\vec{n}| = 1 より、x2+y2+y2=1x^2 + y^2 + y^2 = 1 となり、x2+2y2=1x^2 + 2y^2 = 1 です。
x=1,y=0x=1, y=0 のとき n=(1,0,0)\vec{n} = (1, 0, 0)
x=0,y=1/2x=0, y=1/\sqrt{2} のとき n=(0,1/2,1/2)\vec{n} = (0, 1/\sqrt{2}, 1/\sqrt{2}) となり、これはzz成分が正の単位ベクトルです。
####

3. (1) の問題

1. $\vec{a} \cdot \vec{b}$ を計算する。

ab=(1)(1)+(3)(3)=1+3=2\vec{a} \cdot \vec{b} = (1)(-1) + (\sqrt{3})(\sqrt{3}) = -1 + 3 = 2

2. $|\vec{a}|$ と $|\vec{b}|$ を計算する。

a=12+(3)2=1+3=4=2|\vec{a}| = \sqrt{1^2 + (\sqrt{3})^2} = \sqrt{1 + 3} = \sqrt{4} = 2
b=(1)2+(3)2=1+3=4=2|\vec{b}| = \sqrt{(-1)^2 + (\sqrt{3})^2} = \sqrt{1 + 3} = \sqrt{4} = 2

3. $\cos \theta = \frac{\vec{a} \cdot \vec{b}}{|\vec{a}| |\vec{b}|}$ を用いて $\cos \theta$ を計算する。

cosθ=2(2)(2)=24=12\cos \theta = \frac{2}{(2)(2)} = \frac{2}{4} = \frac{1}{2}

4. $\theta$ を求める。

θ=arccos12=π3\theta = \arccos \frac{1}{2} = \frac{\pi}{3} (または 6060^\circ)
####

3. (2) の問題

1. $\vec{a} \cdot \vec{b}$ を計算する。

ab=(1)(1)+(1)(2)+(2)(1)=122=3\vec{a} \cdot \vec{b} = (1)(1) + (-1)(2) + (-2)(1) = 1 - 2 - 2 = -3

2. $|\vec{a}|$ と $|\vec{b}|$ を計算する。

a=12+(1)2+(2)2=1+1+4=6|\vec{a}| = \sqrt{1^2 + (-1)^2 + (-2)^2} = \sqrt{1 + 1 + 4} = \sqrt{6}
b=12+22+12=1+4+1=6|\vec{b}| = \sqrt{1^2 + 2^2 + 1^2} = \sqrt{1 + 4 + 1} = \sqrt{6}

3. $\cos \varphi = \frac{\vec{a} \cdot \vec{b}}{|\vec{a}| |\vec{b}|}$ を用いて $\cos \varphi$ を計算する。

cosφ=3(6)(6)=36=12\cos \varphi = \frac{-3}{(\sqrt{6})(\sqrt{6})} = \frac{-3}{6} = -\frac{1}{2}

4. $\varphi$ を求める。

φ=arccos(12)=2π3\varphi = \arccos \left( -\frac{1}{2} \right) = \frac{2\pi}{3} (または 120120^\circ)
###

3. 最終的な答え

2. 問題文に誤りがあるため、$\overrightarrow{AB}$ に垂直で、$z$成分が正の単位ベクトルの一つは $(0, \frac{1}{\sqrt{2}}, \frac{1}{\sqrt{2}})$

3. (1) $\theta = \frac{\pi}{3}$

(2) φ=2π3\varphi = \frac{2\pi}{3}

「幾何学」の関連問題

問題は、台形の面積 $V$ を上底 $a$, 下底 $b$, 高さ $h$ を用いて表し、次にその式を $h$ について解くことです。

台形面積公式変形
2025/6/19

双曲線 $x^2 - y^2 = 1$ の漸近線 $y=x$ 上の点 $P_0(a_0, a_0)$ (ただし $a_0 > 0$) を通る双曲線の接線を考え、接点を $Q_1$ とする。$Q_1$ ...

双曲線接線数列漸近線
2025/6/19

一辺の長さが $p$ m の正方形の土地の周囲に、幅が $a$ m の道があります。道の面積を $S$ m$^2$、道の真ん中を通る線の長さを $l$ m とするとき、$S = al$ となることを証...

面積正方形証明
2025/6/19

一辺の長さが $p$ mの正方形の土地の周りに、幅が $a$ mの道がある。道の面積を $S$ m$^2$、道の真ん中を通る線の長さを $l$ mとするとき、$S = al$ となることを証明する。

面積正方形証明周の長さ代数
2025/6/19

媒介変数 $t$ で表された曲線 $x = \frac{1+4t+t^2}{1+t^2}$, $y = \frac{3+t^2}{1+t^2}$ について、以下の問いに答えます。 (1) 曲線 $C$...

楕円媒介変数表示曲線焦点
2025/6/19

一辺の長さが $a$ の立方体Pについて、以下の問いに答えます。 (1) 立方体Pの表面積を式で表す。 (2) 一辺を2倍にすると、表面積は何倍になるか。 (3) 立方体Pの体積を式で表す。 (4) ...

立方体表面積体積倍率
2025/6/19

半径 $r$ の円 $O$ について、以下の問いに答える問題です。 (1) 円 $O$ の円周の長さを式で表す。 (2) 半径を3倍にすると、円周の長さは何倍になるか。 (3) 円 $O$ の面積を式...

円周面積半径円周率
2025/6/19

4本の平行線と、それらに交わる3本の平行線があるとき、これらの平行線で作られる平行四辺形は全部で何個あるか。

平行四辺形組み合わせ図形
2025/6/19

与えられた4つの直線について、原点(0,0)と点(1,2)からの距離をそれぞれ求める。 (1) $y = 3x + 1$ (2) $4x + 3y = 2$ (3) $y = 4$ (4) $x = ...

直線点と直線の距離座標平面
2025/6/19

2点A(-4, 2), B(3, -8) を結ぶ線分ABに対して、次の点の座標を求めよ。 (1) 3:1に内分する点 (2) 2:3に内分する点 (3) 3:1に外分する点 (4) 2:3に外分する点...

線分内分点外分点座標中点
2025/6/19