3次方程式 $x^3 + 5x^2 + 3x - 1 = 0$ を解く。

代数学三次方程式有理根定理因数分解解の公式
2025/6/19

1. 問題の内容

3次方程式 x3+5x2+3x1=0x^3 + 5x^2 + 3x - 1 = 0 を解く。

2. 解き方の手順

この3次方程式を解くために、まず有理根定理を使って、有理数の解を探します。定数項は-1であり、最高次の係数は1なので、有理根の候補は±1\pm 1となります。
x=1x=1を代入すると、 13+5(1)2+3(1)1=1+5+31=801^3 + 5(1)^2 + 3(1) - 1 = 1 + 5 + 3 - 1 = 8 \neq 0
x=1x=-1を代入すると、 (1)3+5(1)2+3(1)1=1+531=0(-1)^3 + 5(-1)^2 + 3(-1) - 1 = -1 + 5 - 3 - 1 = 0
したがって、x=1x=-1は方程式の解の一つです。
これにより、x+1x+1x3+5x2+3x1x^3 + 5x^2 + 3x - 1 の因数であることがわかります。
多項式を x+1x+1 で割ります。
x3+5x2+3x1=(x+1)(x2+4x1)x^3 + 5x^2 + 3x - 1 = (x+1)(x^2 + 4x - 1)
次に、2次方程式 x2+4x1=0x^2 + 4x - 1 = 0 を解きます。解の公式を使うと、
x=b±b24ac2ax = \frac{-b \pm \sqrt{b^2 - 4ac}}{2a}
x=4±424(1)(1)2(1)x = \frac{-4 \pm \sqrt{4^2 - 4(1)(-1)}}{2(1)}
x=4±16+42x = \frac{-4 \pm \sqrt{16 + 4}}{2}
x=4±202x = \frac{-4 \pm \sqrt{20}}{2}
x=4±252x = \frac{-4 \pm 2\sqrt{5}}{2}
x=2±5x = -2 \pm \sqrt{5}
したがって、3次方程式の解は、x=1x=-1, x=2+5x = -2 + \sqrt{5}, x=25x = -2 - \sqrt{5}です。

3. 最終的な答え

x=1,2+5,25x = -1, -2 + \sqrt{5}, -2 - \sqrt{5}

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